子どもと大人のレッスンはなにが違う?

   

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは~♪

最近一緒に住んでいる甥っ子(1歳10か月)の発話が劇的に増えていて
驚いています。

こどもはどうやって覚えているの

毎日保育園に行っているので顔を見るのは朝と夜だけ。
しかも仕事で遅くなった日はもう寝てしまっているので
数日間会わない日もあります。

 

今までははっきり言葉が聞き取れないとき、上の子が代わりに○○だよね~と
通訳してくれていました。でも最近は大人にもはっきりわかる
言葉を話し始めてくれました。

 

そして小さな子たちはどうやって言葉を覚えていっているのかとても不思議に
思いました。

 

実は先日、教室の生徒さん(上の子・小学生)のレッスン中に
下のお子さん(4歳)が「ひらがな」という題名のシールでことばを
作っていくドリルのようなものをして遊んでいました。
「これがむつかしいんだな~」「これがわからないんだな~」と
ひとり言を言いながら遊んでいました。

のぞいて見るとちゃんとできていました。
横に「〇ぶくろ」、縦に「〇ぬぐい」と書かれ、〇の部分が重なっていたのですが
〇には「て」のシールをきちんと貼っていました。

「ちゃんとあっているよ~」と何度も言いますが
そのお子さんは「てぬぐい」の意味がわからなかったようです。

たしかに「てぬぐい」って最近あまり使いませんよね。意味が分からない
言葉ができてしまって戸惑っているようでした。
でもきっと何年後かには「てぬぐい」という言葉の意味は分かるように
なっているんでしょうね。

 

ひらがな50音は小学生になるときっちり習うとおもいますが
先生方は最初の一歩をどうやって教えていらっしゃるんでしょうね。
自分も子どものころに学んだはずですがすっかり忘れてしまっています。
とても不思議に感じました。

おとなと子どもの習得の違い

そんなことを思いながら教室を見てみると音楽でも同じなんですよね。
音符の種類もわからないお子さんにリズムや音の長さ、高さを理解させる
ってかなり難しいですよね。

 

だから幼児のテキストは楽譜を見せるのではなく絵や耳から学べるように
研究されているんだな~と思いました。

 

反対に大人になると初心者の方でも子どもと同じアプローチ「実践」だけでは
なかなかできるようになりません。
おとなには「理論」と「実践」がバンランスよく含まれていることが大切なようです。
まず頭で理解して体が動かせるようにすることが必要です。

 

だからこそ「おとなのための・・・」とか「大人の○○」という
テキストがたくさんあるんでしょうね。

 

今までは子ども用のテキストと初心者の大人用のテキストに大きな違いは
ないと思っていました。でもこの辺りもちゃんと考えられた内容で
それぞれ作られているんでしょうね。

 

皆さんも店頭で見比べてみてくださいね。
ちょっと面白いかもしれません。

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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