こんな時どういえばいいの?

   

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。

こんにちは~♪

日々のレッスンで保護者の方はお子さんからの疑問にどう答えると
いいのか悩ましい時がありますね。

先生の言うことが毎回違う!?

先日ある生徒さんがこんなことをおっしゃっていました。

「先生の言うことが毎回違うからできない。」
「同じ曲をレッスンしてもらっている友だちと違うことを言われてる。」

 

これをお子さんから聞いて保護者の皆さんはどう感じられましたか?

実は私自身も学生時代にも吹奏楽部の練習で顧問の先生が毎回違うことを言うと
不満に感じていたことがあります。
ですからそのころの私なら

 

先生の言うことがころころ変わるから子どもが理解できないんじゃない?
ちゃんと毎回指導は同じようにしてほしいわ!

同じ曲やってるのに何で違うこと言われるの?おかしいじゃない!

と思ってしまったかもしれません。

 

でも今はいろいろな経験をする中で考え方が変わってきました。

 

今更言わなくても当たり前かもしれませんが指導者は
「もっと良くなるようになるために指示している」のです。
ですから「できていることは注意しない」「行きすぎたら戻すための
指示をだす」のが当たり前なんですよね。

 

楽譜に書かれた音の強弱や大小は数字で表現できません。
もっと強く!もっと大きく!と指示をしたところ
大きくなりすぎたり強くなりすぎた場合は弱く、小さくと指示します。

 

当然同じ曲を指導されている友だちとも演奏に対する指示が違ってくるのは
当たりまえですよね。

 

でもお子さんは小学校では同時に授業を受けているので「先生」はみんなに
同じように言うことが当然と思っています。ですからこんな時は先生に対する
疑問(不信感)がでてくるのだと思います

保護者のフォローは重要

こんな時、保護者の方はお子さんの疑問をまずはしっかり受け止めて
あげないといけませんが、その上できちんとフォローしてあげるのが
いいと思います。

例えば「前回は強くって言ったのに今日は弱くって言われた」
と困っていたら
「先生に聞いてみなさい!お母さんにはわからないわ」
ではなく

 

「前回の強くを頑張りすぎたんじゃないかな。前回の
時より強く、でも今日より弱くすればいいんじゃない」

「それでもわからなかったら一緒に先生に聞いてみよう」

 

レッスンに同席しなくなるとついつい「わからなかったら自分で確認しなさい」
と言いたくなります。でもなかなか先生に言い出せないお子さんも
中にはいらっしゃいます。

 

必要な時には手伝ってあげるからね。と安心を与えると同時に
先生の表現方法をお子さんにわかるように通訳することが必要です。

 

ぜひこれからは、一人でレッスンに行けるようになったからと任せっきりにせず、
先生とこまめにコミュニケーションをとって、お子さんにとっていいレッスンが
受けられるようにフォローしてくださいね。

 

よろしくお願いいたします。

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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