おとなは頭で習う、子どもは体で習う

   

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは~♪

今日は店頭に毎月並ぶ音楽雑誌の記事から
ふと思ったことをご紹介したいと思います。

ピアノが久しぶりのおとなの方への注意

それは子どものころにやめてしまったピアノを
おとなになってもう一度習い始めた方のコラムでした。

もう全く弾けなくなっていると思っていたピアノを何十年か
ぶりに習い始め、早速練習を始めたそうです。
三つ子の魂100までとはよく言ったもので
自分が考えているよりもとてもうまく演奏できたその方は
気をよくして猛練習されたそうです。

何日か続けて猛練習しているとある日指の動きが悪くなり
手が痛くなってきたそうです。

 

ふと思い出したのが指導いただいている先生の言葉
「手が痛くなったら練習を中断してね」

やる気満々で調子に乗っていたその方は練習をやめたくなくて
いろいろ調べてみたそうです。
なぜ手が痛くなるのかについてを。

 

結論から言うと弾き方が間違っていると考えられます。
一番わかりやすいのが「早弾き」
かっこいいからと早く弾く練習ばかりされていたようです。
それにより手に負担がかかっていたのでしょうね。

基礎が必要

この方はそうしていろいろ調べ「ゆっくり弾くこと」
手が痛くならないやり方で、遅くても美しく弾くことを意識して
練習するということが必要、手に負担がかからない
ようにすることが大切と気付かれました。

 

そして普段運動しない人が急に100メートルを全力疾走して
いるようなものと表現されていました。

これは大人の方だから気づけたことです。

考えながら習っているんですね。

 

スポーツは何のためにその練習をするのか
どのようにするのかがわかりやすいですが
ピアノなどの楽器の練習はそれをすればどんな効果があるのか
少しわかりにくいところがあります。
お子さんの場合レッスンで毎日少しずつ練習しましょうと
言ってもその理由をすぐに理解できるわけではありません。

少しずつ身に着けていくことになります。

お子さんは体で習っているということですね。

 

周りの大人、保護者や先生が少しずつ時間をかけて
練習の必要性ややり方を教えてあげないといけないんだろう
なと思いました。

 

 

春からのレッスンが始まった今だからこそ
ばかりだからこそしっかりサポートしていきたいです。

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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