お子さんが使う楽譜は大丈夫?
初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは~♪
今日は朝からピアノ指導者の皆さんの研究会がありました。
時代の変化についていく
その研究会は数々のピアノ指導書やテキストを作られている
黒河好子先生が主催されている研究会です。
平瀬楽器の講師を含む20名ほどの皆さんが集まって
使用テキストについて勉強されています。
黒河先生は本当に研究熱心でお話をきいているだけで
いろいろなことにやる気が湧いてきます。
参加されている指導者の方々も本当に熱心に学ばれています。
今回のお話の中で指導者の皆さんだけでなく
生徒の皆さんや保護者の皆さんにも知っておいていただきたいことがありました。
私が使っていた楽譜を子どもに?
ピアノを習いはじめたお子さんに新しいテキストを購入されると思います。
もちろん指導者の指示のもと購入されますのでそれに関しては
全く問題ありません。
しかし、ある程度弾けるようになってきたときに使われる曲集などは
注意が必要だということです。
クラシック音楽で有名な作曲家のバッハやモーツァルト、ショパンなどは
100年以上も前に亡くなっています。
一般の方からすると「30年前の楽譜も現在の楽譜も作曲家が亡くなっているのだから
変わることはないはず」と思ってしまいます。
実際私もこの仕事を始めるまではそう思っていました。
でもそうではないのです。
100年以上前の作曲家が残した楽譜は今とは違ってすべて手書きで
とても癖があります。
ときどき作品集の中に「自筆譜」の写真が載っていたりします。
もし見る機会があれば、じっくり眺めてみてください。
とてもじゃありませんが読めません(笑)
↑ショパンの自筆譜
実はそのぱっと見て読めない癖のある楽譜をたくさんの研究者が
今も解読を続けているのです。
30年前、20年前、10年前と日々楽譜の解釈が変わっていっています。
学校で今の保護者世代が習ってきた歴史の史実も変化しているところが
たくさんあります。そのため教科書も毎年といっていいほど改定されています。
それと同じことが楽譜にも言えるのです。
ピアノ経験のある保護者の方が使われた楽譜を大切にされている
のはとてもいいことですが、今レッスンを受けているお子さんには
新しい楽譜(今の時代の解釈のもの)を準備してあげてほしいと思いました。
もちろんやみくもに新しい楽譜を買えばいいというものでもありません。
どんな楽譜を買えばいいのかわからなければ、指導者の方に
しっかり相談してくださいね。
当店ではいろいろな楽譜を取り揃えております。
お店においていない楽譜もお取り寄せできますので
ご相談ください。お待ちしています!
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