これって防音できてますか?

   

初心者のための音楽サービス専門店平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは~♪

先月の終わりはもう夏も終わりかな?と思ってしまうぐらい
涼しくなっていました。

でも勘違いでしたね。昨日も今日もほんの少し外出するだけで
クラクラしてしまうぐらい暑いです。
暦の上では秋ですがまだ気が抜けませんね。熱中症などには
十分注意してください。

悩み相談

さて先週ご来店のお客様が練習室をレンタルされました。

 

グランドピアノの練習室をご希望でしたので早速ご案内しました。
蓋を開け準備していると「実はうちにもグランドピアノがあるので
大屋根の開け方もわかります。大丈夫です。」とおっしゃいました。

あれ?グランドピアノをお持ちなのにレンタル?
防音ができていないのかな?と心の中では思っっていたのですが
その時は特にうかがいませんでした。

 

 

レンタル時間が終わり受付までお越しいただいたその方は
「実は自宅のピアノを置いている部屋の防音のことでご相談が・・」と

当店では信頼できる業者さんを紹介しておりますよ。とお伝えすると
「いえ、実は防音はできているんです。でもそこで弾いていると
耳がしんどくて・・」

防音できてます?

一般的に防音って部屋の音が外に漏れない(にくく)ようにすることだと
思われています。もちろんそれも重要なポイントですが、音楽の世界では
その部屋の中での音の響き方もとても重要です。

 

音楽のことをあまりご存じない業者さんが防音室を作ると
メーターを手に部屋の外で施工前は○○デシベルでした。
○○デシベルまで下がってます。これで防音できました!と
言われることもしばしば。

 

また室内で音を出してみると外へ漏れないようにした音が反響して
変な響きになったり、吸音材を使いすぎて全く響かなくなっていたりします。

 

今回のお客様は防音室を作ってしばらくは「これが普通なのかな」と
思っていたそうです。でもここ何年かいろいろなところでピアノの練習室を
レンタルし、「やっぱり自宅の防音室の響き方はなんだか変」と
感じるようになったそうです。

 

確かに防音はできてますが、そこでピアノを弾くことが
苦痛になってしまってはどうしようもないですよね。

 

できるだけ早めにご自身が信頼できる方にお部屋の状態を
一緒に確認してもらってはいかがですかとご提案しました。

もちろん私たちにお手伝いできることがあればサポートいたします。

 
早くご自宅で思う存分演奏できるようになるといいですね。

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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