専門用語は便利だけれど。。
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日は、あるプロジェクトの打ち合わせで
音源を聞きながら、楽譜を見ながら、あーだこーだいう場に
立ち会っていました。
●専門用語
そういう場にいる人が音楽を専門的に
学んでいる人ばっかりだったら話はとってもスムーズです。
たとえば
このソロの歌だけど、入りは遅くてもいいけど
3小節目くらいには a tempoで。
で、もうちょっとアゴーギグになってもらえたら。
最後2小節はrit。で、たっぷりフェルマータ。
次からは4分音符112くらいかな。
こんな感じ、という要望も専門用語を使うことで
わりと伝わりやすくなります。
でも、これはあくまでも音楽をやっている人たち
どうしの会話。
これを音楽を学んでいない人達に伝えるには
どうしたらいいでしょうか?
●専門用語のない世界
ちょっと無理くりやってみますね(笑)
このソロの歌だけど、最初の方はゆっくりでもOK。
で、40秒後くらいには一番最初のテンポに戻っててほしい。
で、歌の中身はもう少し自由に、テンポを揺らしちゃって
もらっても大丈夫。そこはちょっと工夫してほしいな。
最後30秒はだんだんゆっくり。最後の音はたっぷり伸ばす。
伸ばした次の音からは、少しゆっくりな行進くらいの
テンポでいきましょう。
ん〜、ちょっと無理があるかな?(笑)
ま、でも、実際専門用語って便利なんですよね。
●専門用語を使わないように
何かの説明をするときには専門用語は
極力使わないようにしましょう、的な
指導を受けたことのある方は多いと思います。
その理由は伝わらないから。
カタカナでかっこいい雰囲気だけど、
伝わらなかったら意味がないんです。
でも、それが許せる環境で、使うことで
より伝わりやすいのだったら
どんどん使うべきだと思うんです。
むしろ学んだもののアウトプットという意味では、
インプットしたままにしているより学習効率も
高くなるのではないでしょうか。
そればかりになってしまうとアンバランスですが、
せっかく便利なコトバです。
要所要所ではうまく使っていきたいものですね。
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