知っているようで知らない「ハーモニカ」

   

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器のスタッフ平瀬慶子です。

こんにちはー♪

 

朝晩がちょっとひんやりしてきましたね。そろそろ秋本番ですね。

秋といえば・・食欲の秋、読書の秋、芸術の秋。何かちょっとした楽しみをスタートさせるいい時期ですね。

先日も店頭でお母様がハーモニカがほしいんですが・・・とお問い合わせされました。

誰が使う?

当店の店頭にはいくつかのハーモニカが展示、販売されています。

そのなかで初心者の方に!と書いてある価格も安めのハーモニカがあったのでそのお母様は「これがいいかなぁ」とおっしゃっていました。

 

よくよく選ばれている商品を見てみるとブルースハープを選ばれていました。

ハーモニカのサイズにすると10センチ程度、穴も少なくてコンパクトな形です。

 

 

どなたがつかわれますか?

うちの子供です。(幼稚園児)

ちょっと待ってください!お子さんが使われるならこれはやめておいたほうがいいです!

 

 

音の鳴らし方がビミョーに違う

 

ハーモニカにはいろいろな種類があって選ぶときに注意が必要です。

 

大まかにわけると

1.レバーを押すと半音上の音が鳴る、2枚リードを切り替えて音を鳴らすクロマチックハーモニカ

2.同じ音程のリードが2枚付いている複音ハーモニカ

3.10(テン)ホールズやブルースハープと呼ばれている穴が10個のブルースなどで知られるコンパクトなハーモニカ

4.昔よく小学校などで使われていたシングルハーモニカ(いまは鍵盤ハーモニカが主流ですが)

があります。もちろん他にも細かく分けるとたくさんの種類があります。

 

年代や好む音楽によってもイメージしているハーモニカが違います。

 

いわゆる50歳代以上の方がイメージしているのは(2)のハーモニカです。

複音ハーモニカ

童謡や唱歌などのメロディを少し伴奏などを入れながら演奏されることが多いです。

時々お客様の中に子どものころに独学でマスターしたので音符は読めないけれど曲さえ分かればなんでもふけるとおっしゃる方もいらっしゃいました。

2枚のリードが同時に振動するので華やかな音色になります。

10ホールズ(ブルースハープ)

そしてギターの弾き語りやバンドなどで良く使われる10ホールズハーモニカ。曲の間奏にヴォーカリストが吹き始める事が多いです。

ゆずや長渕剛さんもよく使ってらっしゃいますね。

同じ穴を吹いた時と吸ったときで出る音の高さが違います。手のひらを使って音の変化を楽しむ奏法もあってとてもかっこいいです。

 

シングルハーモニカ(学校教育楽器)

さいごに30歳~40歳代の方は幼稚園や小学校で習ったことがあるかもしれません。

おゆうぎ会などで一生懸命演奏しました。ラとシとの間だけ太い仕切りのある穴は15個くらいのハーモニカです。

プラスチックのケースに入れてランドセルとともに持ち歩いた覚えはありませんか?

今は鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)が学校では主流ですね。

 

ということで今回の親子さんにはこのシングルハーモニカをオススメしました。

 

知っているようで知らない楽器

スタッフの間でも説明が難しいと評判のハーモニカ。

お問い合わせいただいた際はいろいろお伺いさせていただきます。

 

せっかく欲しいとおもったハーモニカ。衛生上の都合もあり一度口をつけられた楽器は返品ができません。

間違ったものをお買い上げにならないためにもスタッフとたくさんお話してください。

お待ちしております!

 

 

 

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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