泣いてる子どもへ

初心者のための音楽サービス専門店　平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは～♪

 
皆さんは大人になってから人前で泣いたことは
ありますか？うれし涙や感動の涙はあるかもしれ
ませんがほとんどの方は人前では涙を隠しますよね。

子どもが泣く訳

大人は周りの状況を見て自分の行動をどのようにするか
判断します。

例えば嫌なことがあったとします。でもその嫌なことに
かかわりのない人にはその感情をわからないように隠す
方が多いと思います。
それは自分自身が相手にどのように映っているか、どのように
見られているかを気にしているからだと思います。

では小学生くらいまでのお子さんはどうしてよく泣く
のでしょう。幼児期までのお子さんは自分の感情を
周りの人へうまく説明することができません。
自分の思いがうまく伝わらず思い通りにできないと
感じると泣くことが多いのではないでしょうか。

とりあえず嫌だと思っていることを伝えるために
泣くという行為をしていると思います。
ついつい大人はなんで泣いてるの？泣かないでよ！と
言いたくなります。でも子どもは泣いている理由を
説明できません。しかも泣いているうちに泣いていた
理由をわからなくなってしまう子もたくさんいるようです。

お子さんは年齢が上がるにつれ、やみくもに泣くという事は
少なくなってきます。でもどのように思って泣いているのか
は少しずつ言葉で表現できるように、根気よく聞いてあげた
いなと思っています。

泣いている子への言葉

先日レッスンに来ている小学生の女の子が泣きながら
教室から出てきました。

受付のスタッフは「どうしたの？」とききましたが
理由を話してはくれません。
でも泣きながら帰らせるわけにはいかないので
「もう少し落ち着いてから帰ろうね。大丈夫だよ」
と声をかけて店内の他の方に見えにくいところで
しばらく過ごしてもらいました。

後で担当の先生に聞くと発表会に向けて練習を
するけれど思うようにできないと感じてしまい、
発表会に出るか出ないかで悩んでしまっていたそうです。

まだ発表会までに日があるのでゆっくり考えたらいいんだよ。
と先生はおっしゃったそうですが、その生徒さんは
自分の中で葛藤があり、うまく感情を処理できなかったようです。

ある程度大きくなると泣きたい理由は人それぞれ、理由を言いたく
ないこともあると思います。
そんな時、なにげに生徒さんの様子を気遣い「大丈夫だよ」と
支えてあげられるスタッフがいてくれて本当にうれしいです。