調律師に初めて会った!と言ってもらったこと
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器の店長ヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日、ある会に参加をしてみなさんに挨拶をしたところ、
「生まれて初めて調律師という人に出会った!」
みたいな反応を何人かからいただきました。
確かにちょっと少ない仕事かもしれませんが、
決して絶滅危惧種でないくらいの人数は
いるはずです。
たしかに調律師って、なんとなくすごいように
感じていただけるようなところもあるんですが、
それってどんなポイントで感じさせるんでしょうか。
自分なりに考えてみました。
●職人肌
なんとなく職人肌っぽいんですよね、
調律の仕事って。
でもそれって多分、
ギターを作っている人とか、
家具を作ってる人とか、
魚をさばいている人とか、
そういう職人さんにはみんな共通する
部分なんじゃないかなと思います。
実際、調律師は職人です。
ただ、扱っているものが音楽というだけで
職人と言うよりはちょっと芸術家っぽく
見られるのかなあとい思ったりもします。
●ピアノ弾けるでしょ問題
しかし調律師がピアノを上手に
弾けるかと言われると実際そうではありません。
実際問題として弾けない人のほうが
多いんじゃないかなと思います。
(あくまでも個人の感覚ですが)
実際にぼく調律学校の時の同期の面々でも
ピアノが弾けるのは半分くらいでした。
「調律師なんだからピアノ弾けるんですよね?」
的な質問されることは多く、
そういうときには
「実は弾けないんですよ、エヘヘ」
みたいなお答えをすることがほとんどです。
そういう答えをするとよく驚かれるのですが、
これはやはり職人の部分。
弾けなくても問題ないんですよね。
最近は、飛行機のパイロットと整備士の関係と
言えばすぐに理解していただけるということを
学びました(笑)
調律師はあくまでもパイロットの役に立つために
整備をする係なんです。
整備士が上手に運転をできる必要はありません。
もちろんパイロットの気持ちをわかっている方が
良い整備ができるのかもしれませんが、
基本的には操縦の技術は必要ないというのが
本当のところなんです。
●高い評価は嬉しい
自分のやってる仕事に対してそういう風な
評価をしていただけるというのは
とても嬉しいことではありますが、
実際はそんなに大した仕事じゃありません。
そういうところをもっと伝えていかなきゃ
いけないなぁと感じた昨日の出来事でした。
なかなか近くにはいないのかもしれませんが、
もっともっとカジュアルに接してくださいね!
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