点検も上達への近道
初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは~♪
先日から管楽器の生徒さんから楽器の調子が悪いとのお申し出が増えています。
その半分くらいは春から夏にレッスンをスタートされたばかり。
購入して間もない楽器なのになぜ?
しかし実は管楽器を始められて半年から1年くらいの間にはよくあることなんです。
金管楽器と木管楽器の中でもフルートやサックスは金属でできています。
金属=丈夫と考えがちですが、実はそうではありません。
そして木管楽器の場合、ぱっと見てすぐわかるのですが、穴をふさぐためのキーがとてもたくさんついています。そのキーは右手左手の10本の指で操作できるようになっていますのでいろいろなところが連動して動いています。
その連動バランスがほんの少し崩れるだけできっちりとは穴がふさがらなくなります。
そうすると音がおかしくなったり、出なくなったりすることがあります。
また楽器全体の素材が金属といっても、実はとても薄くした金属ですので衝撃にはとても弱いのです。
ケースに入れて持ち運んでいれば大丈夫!と考えがちですが、ケース内にも振動や衝撃はは伝わります。
移動途中の振動やケースごとどこかにぶつかった際の衝撃が楽器本体には伝わっているということです。
上達の妨げになっているかも
わずかな振動が積み重なって、楽器を使い始めて数か月たつとどこかに不調が出てくるということです。しかし初心者の方はなかなかこの状態に気が付けないことが多いです。
楽器を購入後、半年くらいで専門の方に見てもらうことをお勧めします。レッスンを受けられている方は講師に楽器に問題ないかを確認してもらうのもいいと思います。
きちんと音が出ないのはご自身の技術不足と思われる方が多いですが
実は楽器の不調ということは多々あります。
特によく練習をされる方ほど気が付かない!なんてことがあります。
状態によっては修理が必要なこともありますが、いい状態の楽器で練習することが
上達への近道になります!
この辺りは遠慮なくご相談いただくのがいいと思います。
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