もう一度楽器をやろう!

   

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは~♪
最近店頭にちょっと年配の男性がよくお越しいただきます。

ギターの呼び方が違うけど?

初めてご来店いただいた時(私の記憶での初回ですが)は
久しぶりにギターを弾くことになったけれど弦が切れてしまったので・・とおっしゃっていました。

 

ご自身が学生時代にフォークギターの弾き語りをされていたそうですが
当時と比べると弦の価格も太さの表現も変わっていてよくわからない。
自分の記憶もあいまいだからね~と。

 

 

当時からの表現ってどんなふうに変わったかな~と思って考えると
昔は「フォークギター」と呼んでいたギターが今は「アコギ(アコーステックギター」と呼ばれています。確かに店頭の弦の表示にも「アコギ用」としていました。

 

 

昔ギターをされていた方からすると「持っているのはフォークギターなのでこの弦は使えない?違う?」と思われたそうです。

 
確かに数十年前は金属の弦を張るギターをフォークギターと呼び、ナイロン弦やガット弦を張るギターをクラシックギター、フラメンコギターと呼んでいました。
そして電気を使わないエレキギター以外の生音で使えるギターの総称としてクラシックギターもフォークギターもまとめて「アコースティックギター」と呼んでいました。

 

でも今は金属の弦を張るギターをアコギと呼ぶのが主流になっていますね。
時代とともに言葉も意味も少しずつへんかしています。

 

体はよく覚えている

さてこのお客様が今回久しぶりにギターを弾くことになったのはお知り合いの方からのお願いだったそうです。

 

昔やっていたんだったら「何か弾いてよ!」とお願いされたそうです。

「いやー、もう無理無理」といいながら断りきれずに練習をしはじめたところで古い弦が切れてしまったそうです。
あわててご来店いただいたわけですが、口では「無理やって言ってるのになぁ~」と嫌々やってるようにおっしゃりながら、どことなく楽しそうでした。

 

数日後にまた弦が切れたということでご来店いただいたのですが、
よく覚えていたので前回は「○○と○○の弦をお買い求めいただきましたね」と声をかけしゃべり始めると「よく覚えてくれてるな~!ところでたくさん曲の載ったおすすめの本どれかな~」

 

 

おそらく少しギターを練習し始めると当時のカンが戻ってきたのでしょうね。少し経験のある方はちょっと練習するとすぐ弾けるようになります。
店頭の楽譜の目次を眺めて練習したい曲や弾きたい曲を思い出されていました。
帰り際には分厚い本を指さして「またこれ買いに来るわ」とおっしゃられました。

 

また一人音楽のとりこになったオジサマが増えました。
誰かに頼まれてというきっかけかもしれませんが、音楽を楽しむ人が近くに増えるのはうれしいことですね。

またご来店お待ちしています!

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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