調律師と名刺交換したときあるある

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

「へー、ピアノの調律をされてるんですか。じゃぁ絶対音感をお持ちなんですよね?」

この反応、100%といっても過言でないかもしれません。

 

絶対音感

 

いろんなところで名刺交換をさせていただく機会があります。

「はじめまして。三田市で音楽教室と楽器店をやっております平瀬楽器の平瀬友喜と申します。」

なんて挨拶をしながら名刺をお渡しします。お渡しした名刺にはピアノ調律師と肩書が書いてあったりします。

そこで、大抵の方はその肩書きをご覧になられて冒頭のようなセリフをおっしゃられるわけです。

でも、この問いかけに対するお答えは×なんです。

 

まぁこの世界のすべての調律師を知っているわけではありませんが、おそらく調律師の世界で絶対音感を持っている人というのはほとんどゼロに近いんじゃないかなと思います。

そうなんです。調律という仕事において絶対音感は必要ないんですよね。

 

相対音感

 

ピアノの調律で使う音感は絶対音感ではなく相対音感といいます。

何か基準の音に対してこの音がくるってるのかどうかを判断する感覚が相対音感です。

対して絶対音感というのは、基準の音がない状態で鳴っている音がどういった音程なのかが分かることができる音感のことをいいます。よく似ていますが全く違うものなんです。

 

そもそもピアノの調律というのはピアノの状態や弾かれる方の要望にあわせた形でピアノの音程を仕上げる仕事です。

なので、絶対音感を持っている方が調律をするのであれば、自分の音程以外には仕上げられないわけですし、がんばって違う音程に合わせようと思っても気持ち悪くなるんじゃないかなと思うんです(これはあくまでも想像ですよ、絶対音感は持っていませんので)

 

一般のお客様にとってピアノの調律の仕事というのがおそらくイメージしにくいんだと思うんです。

とりあえず

「ピアノの調律をやってる人=耳が良い=絶対音感がある」

みたいな謎の方程式が出来上がっているんだと思います。

もともとそれほどメジャーな仕事ではありませんのでそういう認識は仕方ありませんし、そうやって多少なりと良いイメージを持ってもらえるのであればそれはそれで別にいいんじゃないかなと思うのですが、でも、そこは適当に「はい、そうです」と答えることもできず、「いやいや絶対音感じゃなくて相対音感でして…」なんてめんどくさい説明を毎回毎回するようにしています。

 

その答えを聞いた方が知識を得られたからといって何の得もないかもしれません。

でも、どこかの誰かにそういうお話を豆知識程度に披露されることがあればいいなと思いつつ、そしてピアノや調律師のことに一瞬でも興味を持ってもらえたらいいのかなと思っていたりもします。

 

皆さんも、もし調律師と名刺交換をされる機会があれば、「やっぱり絶対音感をお持ちなんですか?」と聞いてみてください。きっと「いやいや、そうじゃなくて…」と答えてくれるんじゃないかなと思いますよ(笑)

 

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師としてご家庭やホールなどをまわりつつ、ギターやピアニカ、カスタネットなど、いろんな楽器の修理もできるみたい。 楽器修理以外にもコンサートや落語などのイベント企画や進行業務と音響業務が得意科目。イベントの時に舞台袖に置いておくと全体的に役に立つ便利なナイスガイです。

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