事件はスタジオで起こってる!?スタジオメンテナンスのお仕事あれこれ

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

今日は毎月月初恒例の某スタジオのメンテナンスに行ってまいりました。

スタジオのメンテナンスというとどんなことをしているのかな?と思われるのではないでしょうか。

今日はそんなスタジオメンテナンスのお仕事の中身をご説明させてもらいます。

 

スタジオメンテ

 

某スタジオというのは、三田市のフラワータウンにある公共のスタジオのことなんです。

公共のスタジオといっても結構いろんな機材が揃っていまして、簡単なパワードミキサーにギターアンプ、ベースアンプ、シンセサイザーにドラムセット、それにマイクやマイクスタンド、ギタースタンド、譜面台などなど備品はいろいろ揃っています。IMG_7966

マイクもたくさんありますし、ケーブルもたくさんあります。
まぁ一般的なスタジオと比較してもそんなに引けを取るようなものではないほどの充実ぶりなんです。
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しかし、公共の施設という事だけあって、スタッフの皆さんや使われる皆さんもあまり機材やスタジオの使い方をご存じないというのが実情でして、このスタジオができた当初から毎月1回点検ということでメンテナンスにうかがわせていただいており、今に至るということなんです。

 

実は後片付けなのです

 

そうなんです。メンテナンスといっても、実際は点検と掃除がほとんどの業務なんです。

月に1度という事ですので、いくら利用が少ない月だと言っても結構いろんな機材がぐちゃぐちゃに置かれていたり、場合によっては壊れていたりします。

マイクのヘッドがボコボコになっていたり、マイクスタンドが何故か折れていたり、アンプのボリュームのノブがなくなっていたり、ドラムのシンバルが割れていたり、などなど。

 

もちろんどれも修理をしたりもパーツを変えれば何とかなるものばかりなのですが、そういうのを未然に防ぐ意味で毎月うかがわせていただいて、このあたりの管理をもう少しこうしておいたほうがいいんじゃないですか、みたいな助言もしたりしています。

 

スタジオは練習する場所です

 

オープン当初は使う人のレベルも本当に低く、練習をしているのか本番のつもりでやってるのかわからないような状態で使っている人がよく見うけられました。

椅子の上に飛び乗ってギターを弾いてみたり、その椅子の上から高く飛びすぎてギターを照明にぶつけて壊したり、はしゃぎすぎてアンプの角で足を切って血が出て親が怒ってきたり、絶対壊れないと思われるドラムのキックペダルがある日真っ二つになってたり、と笑えないエピソードはてんこ盛りです(汗)

そんなことが起こるたびに

「スタジオは練習をする場所であって、本番をする場所ではありません。ましてや椅子の上から飛ぶ必要はありません」

なんて当たり前のことを言わないといけないスタッフのみなさんがほんとに不憫でなりませんでした。

そんなスタッフの皆さんとのなんでもない会話の中から生まれたのがスタジオ講座というコンテンツでした。

 

そのスタジオ講座は一体どんなコンテンツかといいますと…これはまた明日、お話させていただきますね☆

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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