どうせやるならピッカピカ!楽器の大掃除ってどうやるの?〜金管楽器編〜

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

一昨日に続きまして楽器の大掃除。本日は金管楽器編ということで大雑把でお手入れがしやすそうに見られがちな金管楽器のお掃除方法紹介していきたいなと思います。

 

トランペット・ユーフォニアム

 

まずはピストンの楽器、トランペットとユーフォニアムです。

これらの楽器は意外と大雑把です。

 

1.抜ける管をすべて抜いて汚れを拭き取ります。

2.きれいにグリスを塗って管を収めます。

3.ピストンは一旦抜いて古いオイルをきちんと拭います。

4.新しいオイルをきれいに塗って収めます。

おしまい。

 

簡単でしょ?簡単すぎるでしょ?でもこれだけなんです。

 

でも、せっかく年末なんで、大掃除なんで、という方はお風呂に入れてあげましょう。

楽器を湯船にぼちゃんとつけて管体全部に水を通すと、普段なかなか掃除ができないところまで水が回って汚れが取れることになります。

真っ黒な水がベルからジャー!みたいなことはありませんけどね(笑)

1つ注意していただきたいのは、日頃掃除がしにくいような場所というのは、なかなか手も入れられないような場所ですので、まかり間違って水分が取れていない状態で放置してしまうとそこからサビが発生する恐れがあります。

仮に楽器を湯船につけてしまった場合は、ほんとにきれいに乾くまでケースにしまわずに外で乾かすようにしてください。特にこの時期は空気は乾燥していますが、水分はなかなか乾きにくい季節です。よーく注意して水分を取り除くようにしてください。

 

ホルン・トロンボーン

 

続きましてはロータリーがついている楽器、ホルンそしてトロンボーンです。

このロータリーというものですが、仕組みがわかっている方であれば完全にバラすことが可能なのですが、仕組みを全く理解していない方は絶対にバラしてはいけません。なぜなら壊してしまうからです。

ピストンのように単純な仕組みではなく、ロータリーは色んな角度から空気が通るような仕組みになっていますので、中身も結構複雑です。複雑ですのでオイルの汚れも結構ひどかったりするのですが、仕組みが分かっていない人がバラしてしまうとおそらく元には戻せないので、そこは楽器屋さんに任したほうがいいかと思います。

 

トランペットのようにホルンも湯船につけていいのかといわれますと、トランペットに比べてホルンは抜差管が多く複雑な楽器ですので、当然水分が残りやすい構造になっています。サビの危険性はトランペット以上ですので、基本的にはオススメしません。

じゃあトロンボーンはどうかといいますと、やっぱりスライドが曲がってしまったりするおそれがありますので、こちらもあまりオススメはしません。

でもどうしても管の中に水を通したいんだという方はスライドではなく、ベルの方だけにしてみてはいかがでしょうか。ま、水につける以上サビのリスクはありますけどね。

 

チューバ

 

残すはチューバ。これはピストンもしくはロータリーの楽器によって変わってきますので、そちらを参照してください。共通していえる事は、チューバはというのはすごく大きな楽器ですのでなかなか掃除がしにくいです。

せっかくだから水を通してきれいにしてやりたいと思う気持ちはわかりますが、一旦水を通すとどこに水が入っているか全然わからないと思いますので、やっぱりサビの危険性が伴います。キレイにしたい気持ちはわかりますが、できれば回避された方がいいのではと思います。

 

二日に分けてお送りしました管楽器の大掃除。木管も金管も共通して言えることは、わからないなら触らないで!ということ。

掃除をしたい気持ちはわかりますが、無理して掃除して壊してしまっては全く意味がありません。

餅は餅屋ではありませんが、楽器屋さんにお願いするのが一番手っ取り早いんですよ、と宣伝のように終わろうと思います(笑)

今年の汚れ、今年のう~ち~に♪

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師としてご家庭やホールなどをまわりつつ、ギターやピアニカ、カスタネットなど、いろんな楽器の修理もできるみたい。 楽器修理以外にもコンサートや落語などのイベント企画や進行業務と音響業務が得意科目。イベントの時に舞台袖に置いておくと全体的に役に立つ便利なナイスガイです。

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