専門店と専門用語と

   

vol.1290

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

昨日、ある打ち合わせに同行をしていました。

そこの先方さんの説明がちょっとアレだったんです。

 

 

●専門家

 

先方さんは専門家です。

当然いろんなことをご存知です。

 

でも、こちらは全然存じ上げません。
知識はありません。当たり前ですよね。

 

それにも関わらず、
割と専門用語を乱発されるんです。

 

いや、全然わかりませんけど?って言っても、
多分それがわからないんですよね。

 

あー、残念残念としか思えない時間でした。

 

 

 

たしかに専門家同士の打ち合わせであれば、
あの素材がどーのこーのって
共通の言葉ですすめることが
出来たほうが話も早いでしょうし、
理解も早いのかなと思います。

 

しかし、そこに一人でも素人が入ると、
それはやっちゃダメ。

理解できない上に混乱します。

 

マウント取られたような感覚に
陥る人もいると思います。

 

 

●音楽用語も専門用語

 

かくいう楽器店も専門用語の塊です。

 

ギターの弦の種類ひとつとっても、
エキストラライトやヘビーボトムなどは
完全に専門用語。

かなりポピュラーではありますが、
アップライトピアノっていうのも
専門用語に違いありません。

 

楽譜の種類だって専門用語ですよね。

基本的に知っている人が買いに
来るものですので、
専門用語のまままかり通って
しまっているのが実情です。

 

 

日頃の接客のときには
出来る限り専門用語は使わずにと
心がけているのですが、
実際にはなかなか出来ていないことが
多いのかもしれません。

 

 

●金管楽器と木管楽器

 

つい先程のことなのですが、
スタッフが金管楽器と木管楽器の違いを
うまく説明できないということが発覚しました。

 

これは、専門用語を使うのであれば
きちんと説明できたほうがいいのに、
まったく逆のパターンですよね。

 

楽器店に来られるお客様は
たいていご存知のはず、と思い込むのは
我々楽器店側のエゴだと思います。

 

お客様のそばに立って、
出来る限り平易な言葉で接客が
できることはもちろんのこと、

専門家の方に対しても
きちんと専門用語を駆使して
接客ができるというのが
理想ですよね。

 

すべてのスタッフがその理想に向けて
動けるように、
もっともっと勉強をしなきゃいけないなぁ
と感じた、
昨日の反面教師な打ち合わせでありました。

 

 

 


 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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