ご存知ですか?不滅のピアノ

   

vol.1289

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 
みなさん、「不滅のピアノ」って
ご存知ですか?

 

●不滅のピアノ

 

不滅のピアノというのはイタリアで
200年以上前に作られた
超豪華なアップライトピアノのこと。

 

1799年から作り始め、
完成したのが1825年といいますから、
実に26年の月日がかかって作られました。

 

 

完成してからはパリの万博に出展されたり、
国王に贈呈されたりしましたが
戦争で一旦紛失したそう。

 

でも、イギリス軍が砂の中から見つけ、
イスラエルの商人の手に渡り、
現在はイスラエル人の実業家の方が
所有されているとのことなんです。

 

なんとも波乱万丈に
時代を生き抜いてきたピアノ
って感じですよね。

 

 

そんな不滅のピアノが
この度競売に出されるという情報が
twitterから流れてきました。

 

 

 

●楽器としての価値

 

オールドの楽器というと代表的なのは
ヴァイオリンだと思います。

 

良質の木材を使い、
時間をかけて作られたクレモナ地方の
古いヴァイオリンが世界各地で
高値で取引されています。

ストラディバリウスのヴァイオリンは
何億円! みたいな話を
聞かれたことのある方も
多いのではないでしょうか。

 

 

もちろん古いから希少という側面も
ありますが、

楽器としても非常に優れており、
大半が今なお現役で使われています。

 

やはり楽器は楽器として使えるからこそ
価値があるといってもいいかもしれません。

 

 

●骨董品的価値

 

一方でこの「不滅のピアノ」は
見た目がものすごくゴージャス。

木工製品としてみたときの
装飾の素晴らしさはいうまでもありません。

 

しかし、ピアノとしては
どうでしょうか?

 

不滅のピアノの演奏が収録された
動画を見る限り、
音色も古い楽器のそれですし、
楽器としてのポテンシャルは
それほど高くはなさそうです。

 

でも、それもまた味だという方も
いらっしゃいますし、色々です。

ま、長い期間生きてきた楽器
という意味では
価値があるものと言えますけどね。

 

 

 

ちなみにこの不滅のピアノ、
オークションの落札想定額は
少なく見積もっても100万ドル(1億8000万円)
とのこと。

 

ほしい方はぜひご参加くださいね!(笑)

 

 


 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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