乾燥はよくて湿気はダメ?

   

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はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

ピアノの大敵は湿気です。

湿気は悪です。絶対ダメです。

そんなふうに思い込んでたりしませんか?

 

●壊れていた原因

 

昨日、某公共施設にピアノのチェックに伺いました。

約一週間ほど前に切れた弦を交換したのですが、
貼り直した弦ってめちゃめちゃくるうんです。

なので、一週間後くらいを目処に再度訪問をして
チェックをするというのが普通なんです。

 

で、その作業はわりとサクッと終わったのですが、
ここで見つけてしまったんです。

他の壊れた箇所を。

 

そこから急遽修理をスタートすることになり、
苦労しつつもなんとか終えることが出来たんですが。。

今回の壊れの原因は湿度とは逆の
乾燥だったんです。

 

 

●乾燥はいい。湿気はダメ。

 

ヨーロッパは日本と比べて乾燥しているので、
木材の状態もよくて楽器のつくりもいい、
なんてことを言います。

これはたしかに正しいことなんです。

 

でも、乾燥はいつでもウエルカムなのか
というとそうでもないんです。

乾燥も行き過ぎるとダメなんです。

 

これが過乾燥という状態です。

 

 

乾燥が進むと、ピアノに使われているフェルト類が
収縮します。

木材だって乾燥によって
内部の水分が飛んでしまい、細く軽くなります。

 

湿気とのバランスでいい状態を保てているのであれば
問題ないのですが、

乾燥に振りきってしまうと
この程度ではなく塗装面にヒビが入ったり、
ひどいときには木材が割れてしまったりします。

 

こうなると修理ができない状態にまで
なってしまうんです。

 

 

●乾燥は善、ではありません

 

今回のこの公共施設のお部屋の場合、
稼働率が非常に高く、
ほぼ一日中空調を入れていたようなんです。

おそらくそれが直接的な原因なのかなと思います。

 

たしかに湿度はダメだとよく言いますが、
それも限度があります。

場合によっては乾燥が最大の敵になってしまうことも
あるんです。

 

どちらか一方だけを信じ込むのではなく、
バランスよく取り込むことって大切ですよね。

 

明日は、じゃあどうしたらバランスよく
保てるのかというお話を書こうと思います(^^)

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。

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