楽譜は台本なんだ

   

vol.1089

 

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

演出家がめっちゃ怒っている様子とかを
テレビでご覧になったことありませんか?
あれ、なんであんなに怒るのかなぁと
思ったことないですか?

最近あの意味がようやく分かってきました。

 

●違うから怒る

 

あれはその演出家の頭の中にある事が
なんでできないんだ、という理由で怒ってはるんです。

 

その演出家の頭の中には完全に世界観が
できていて、
この登場人物はこういう動きをするだろう、
で、この人はこういう反応するだろう、

というストーリーが流れているわけです。

 

で、役者がそれに対して違う動きをしたら
イラっとくる訳です。
で、めっちゃ怒っちゃう。

まぁ自分勝手と言えば自分勝手なんですが(笑)

 

●楽譜は台本

 

音楽では楽譜という台本があります。

すべての楽曲は1つの物語になっていますので、
導入部分があり、展開があり、結末があります。

もちろん曲によってはシンプルなストーリーの
ものもありますし、
逆にすごく大仰なものもあります。

 

お芝居と違うところは演出家がいないという点。

自分自身が演出家であり、出演者に
ならないといけないわけです。

 

●読み解く力

 

であれば、その台本である楽譜を
どれだけ読み解くことができるのか
というのが重要になってきます。

 

 

ある程度習熟度が高くなると
さらっと読んで弾けてしまいますので、
それで満足してしまいがちですが、

実は楽譜の中にはたくさんいろんなヒントが
込められています。

作曲家がどのような思いでその曲を作ったのか。

どのようなストーリーを紡いで欲しいのか。

また、それに同調しなくてもいいので、
自分はどうしたいのか。

 

そこまで考えて曲に向かうことが
とっても大事なことだと思うんです。

 

●オリジナルでもいい

 

何も作曲家の考えていることが
全て正解ではありません。

全然違う話でもいいと思います。

自分のオリジナルの物語を
組み立ててもいいんです。

 

その上で、では今何をすべきなのかを
考えてみるのもいいかもしれません。

 

できない自分に対してイライラすることも
あるかもしれません。

うまく出来たことに対して
涙することもあるかもしれません。

 

客観的に楽譜を眺めてみる。
そして自分でストーリーを組み立ててみる。

 

ただ単に楽譜をなぞるのではなく、
楽譜を活用する。

 
ある程度弾けるようになったら、
一歩踏み込んで取り組んでみても
良いかもしれませんね!

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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