楽譜コピーがダメな3つの理由
初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちはー♪
ピアノや楽器を演奏するときに必要な「楽譜」についてお話ししたいと思います。
なぜ楽譜をコピーしてはいけないのか。一つ目の理由は
著作権
楽譜をコピーすることは著作権の侵害です。違法になります。
これはちょっと調べればどこにでも掲載されています。
購入した楽譜の一番最後のページにも掲載されていますが
楽譜や歌詞・音楽書などの出版物を権利者に無断で複製(コピー)することは、著作権の侵害にあたり、著作権法により罰せられます。
ということです。
出版社や作曲家のため
二つ目の理由は!出版社や作曲家のため!
楽譜を買わずコピーする
↓
楽譜を印刷して販売してくれる出版社は「商品が売れない」
↓
あたらしい楽譜を作るお金がない
↓
楽譜が出版されない、高額になる
↓
出版社がつぶれる → 作曲家は作曲しても販売手段がない
↓
手に入れにくい・演奏できない
いわゆる悪循環ですね。
最後の理由はみなさんのためです。
本人のため
たくさんの曲の載った楽譜集を買っても、その時は一曲しか演奏しないかもしれません。
でも数年後に楽譜を開いたときに習ったことを思い出せるでしょう。また弾いてみたいと思うかもしれません。
楽譜(本)は一生の宝物になります。
しかし、コピーした楽譜は数年後に見直しするでしょうか。
ファイルの中にうずもれていて、どこの出版社の楽譜を使っていたのか、場合によっては作曲者は誰なのか、楽譜集の巻頭や巻末に書かれている作品解説もありません。
ああ、なんか、こんな曲弾いたかもかもしれないな。程度かもしれません。
また、ご兄弟でレッスンを受けられている方にはこうお願いしています。
下のお子さんが、お兄ちゃんやお姉ちゃんが使われたテキストを使うと、過去に書かれた注意書きが書いてある状態でレッスンが始まります。
下のお子さんはレッスンを受ける前から注意されることがわかってしまいます。
なので、最初から注意されないように弾いたり、わかった気持ちになってしまうことがあります。
たとえ同じテキストを使う場合でも注意される内容はひとりひとり違います。
もったいないと感じられるかもしれませんが、まっさらな気持ちでレッスンを受けていただき、自分のものとしていただきたいので「新しいテキスト」を下のお子さん用に買ってあげてください。
注意書きを書き勉強するためにコピーして使うことは良いと思います。
でも大切な記憶や思い出を残すためにも、楽譜はコピーではなく購入して使われることをおすすめします!
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