客観的な耳の存在
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日は終日録音作業に、録音作業員として
立ち会っておりました。
これまでも録音は単発でした事はあったのですが、
本当に丸一日の録音というのは初めての経験。
こんなに大変なんだなぁというが正直な実感です。
●聞いているだけ
こちらはみんなが歌っているのを聞いて、
間違っている箇所やちょっと音程が悪い箇所などを
指摘し、もう一度歌ってもらい、
それをきれいに録音して確認して終わるという
繰り返しなのですが、
その曲目が10曲超えてくると
頭の中がぐちゃぐちゃになってしまいます。
本当になかなかハードな経験でした。
一緒に立ち会ってくださったのは歌の先生。
専門的な事は歌の先生が指導をしてくれて、
それに従ってみんなが歌うという流れになっている
のですが、たまに歌の先生が不在の時はぼくが
そこの部分を担わないといけません。
こちらでもだいたいのことはできているとは思うものの、
先生が聞いている音とこちらが聞いている音とでは
違うんですよね。
これでいいかと思ってできた録音を先生に聞いてもらうと
ここの音程が…とか、音色が…とか、
いろいろなツッコミが入り、結局また歌い直し〜と
うことになってしまったのが数曲ありました。
●プロというのは
やはりプロというのは良いものも悪いものも含めて
たくさんの人の歌声を聴いているから、
どんな歌がだったらどんな声が合っているのか、
という答えが明確に表現できているんだと思います。
ぼくの場合はそこそこ上手に歌えているかどうか
という判断はできるものの、もう一歩深いところに
進むためにはプロの判断というのが必要になって
くるんだなぁというのひしひしと感じました。
餅は餅屋なんていいますが、
録音作業に関しては録音の技術者と、その道のプロが
いないといけない、そういう場だと思います。
いいものを作るためには客観的に物事を見てもらう
第三者の目ってほんとに必要なんですね。
いいものを、今より良いものを、と考えられるのであれば、
そういう人を上手に活用することって必須だと思います。
よくわかっていることなのですが、それを改めて感じた
一日の作業でした。
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