tacetってどう?
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
以前にこんな記事を書いたのですが、
読んでいただけましたでしょうか?
http://hirasegakki.com/post-3634/
これ、結構好評だったんですよ(笑)
●休符
この記事は、
リズミカルな音楽は必ず休符が含まれており、
休符を大切にするからこそリズミカルな
音楽が生まれる。
それって毎日の生活でも一緒ですよね、
というような内容になっています。
自分で書いておいて何なのですが、
これってとっても正しくて、
いいこと書いてるなぁと思うんですよね。
でも、休符じゃなくて、
もっとたくさんのお休みの場合って
どうなるんでしょうか?
●がっつり休む
昨日は、ここのところの無理がたたって、
夕方から急にガクッと来てダウンしてしまいました。
2時間ほど寝たら元気になったのですが、
これは全然休符って感じじゃないですよね。
音楽的に言うと何小節もの休み、
もしくはtacet(なにもしない)なのかなーと思います。
このtacetってどういう意味が
あるのかを考えてみました。
●静から動へ
tacetという表記が出てくるのは、
複数の楽章で構成されている組曲などの場合、
その1楽章をすべて演奏しなくていいですよ、
という場合に書かれる楽語です。
当然ピアノの独奏なんかでは書かれることはなく、
オーケストラや吹奏楽、合唱など、
大人数でのアンサンブルの各パート譜に
書かれるコトバです。
せっかくトランペットもトロンボーンも
いるんだから使いたい気持ちはやまやまだけど、
ここは少しおとなし目の音楽だから
邪魔しないでおいてね、という
作曲家の気持ちの現われなんでしょう。
だいたいその次の楽章では激しい音楽が
待っていることが多いですから、
さっき休憩していた人たちは
次でがんばってってことになります。
音楽的に抑える必要があるのと同時に、
次への準備の意味もあるんでしょうね、
このtacetには。
●やっぱり大事
ということは、
日々の暮らしの中でのtacetは、
今はあなたの番じゃない、
次に活躍の場があるからってことに
なるんでしょうか?
そう思うと気持ちも焦らずに
じっくりtacetを感じれるかもしれませんね。
要は考え方。
tacetも音楽の一部、
休むことも仕事の一部なんだと思えば、
胸張って休めるってことですよね。
うん、そう考えようっと。
今回も主に自分に向けての内容でした(笑)
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