ハノンっておもしろい?おもしろくない?
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
古典的なピアノの教材「ハノン」ってご存知でしょうか?
ピアノ少しでも経験されたことのある方でしたら
おそらく1度は通ってきた道だと思います。
逆に、ハノンを全然触らずに
ピアノをやってこられた方っていうのは
日本人では少ないんじゃないかなと思います。
それぐらい古典的な教材なんですが、
これがなかなかおもしろくない(笑)
でもおとなになって眺めてみたときに、
「おもしろくない」だけではない感情って
ありませんでしたか?
●目線が変わる?
昨日同友会の運営委員会に出席していました。
会議中にぼんやりと資料を眺めていたのですが、
これってとってもいい表だなぁということに
気が向きました。
別に昨日突然出てきた表ではなく、
これまでも全く同じものを見ていたはずなんですが
自分の感覚が違ったんでしょうね。
その時は何とも思わなかったのに、
今になってみるとめちゃめちゃ便利!みたいに
見えてくるというのは、
自分の考え方が変わってきたことや
目線が変わってきたということなのかもしれません。
●楽しいとか楽しくないとか
ハロンというのはいわゆる指のお稽古です。
子供の頃はただただ無機質に指を動かす練習が
おもしろくありませんでした。
他の曲集の方がよっぽど楽しいわけです。
しかし、おとなになってからハノンを見てみると、
その練習の意味がわかってきます。
指の練習をしておかなければいけない
意味がわかってくるわけです。
そういった視点から見たあのハノンという教材は
ちょうど100本ノックのようなもので、
これはこれで意味があるよなーとも思います。
そうなると、
取り組む姿勢もずいぶん変わってくるんじゃ
ないかなとも思います。
●考えられるようになった
その他の教材でも同じだと思うんですよね。
ハノンだけでなく、伝統的なものも新しいものも
いろんな教材がありますが、
これはこういう意味があって練習してるんだろうなぁと
考えられるのはおとなになってからです。
そういうことを考えて取り組んでみると、
出てくる成果も違うのかもしれません。
逆に言うと、子どもの頃からそういうことを
少しでも伝えていくことって大事なのかなとも思います。
自然と目線が上がるのを待っているのではなく、
多少背伸びしていたとしても、きちんとしたことを
少しずつ伝えていくことによって、近道ができるのかも、
と思ったりもしています。
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