こだわりがないのは○なのか×なのか
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
こだわりのないものを選ぶときって、ついつい
「何でもいいから」
って言っちゃってませんか?
それっていいのかな?って思う時があるんです。
●レストラン
あるちょっと高級なレストランさんからの
ご依頼で、音響の手入れをさせてもらっています。
いくつか壊れているスピーカーを交換する
提案だったり、
ついでに照明がおかしいところをチェックしたりと
いろいろとお話をさせてもらっているのですが、
やはりそこはレストラン。
音に関してはそこまでこだわりがないご様子なんです。
●イメージ
そのお店は割と有名なお店で、
どちらかというと高級店に属するポジション。
使われている机や椅子などの調度品も
ちょっといい感じで、
さすがに高級店って感じの落ち着き具合なんです。
そこで鳴らすスピーカーなどの提案を
させていただくためには、
やはりそのお店のイメージが
がたっと崩れるものはだめだろうということで、
普通より少しいいやつを提案させていただきました。
すると担当の方がおっしゃるには、
「とにかく鳴ればいい」
とのこと。
ちょっとこれは寂しい気がするんですよね。
もちろん、ご来店されたお客様が
スピーカーやアンプ、マイクなんかの値段を
いちいち確認したりはしないでしょうけど、
もしそういう方面に明るい方が
お客様としてこられた際に、
どういうふうに見えるのかなぁと思ったり
するんです。
とにかく鳴ればいいということで
安物のスピーカーを積んでいたら
お店のランクも下がっちゃうような
気もするんですよね。
●車
というぼくは車に関しては
全く興味が無いんです。
なのでいつも、
「動けばいい」
といってしまいがち。
でも、これって良くないのかもしれないな、
と今回のお話をさせていただいていて感じました。
とはいっても、これまで車屋さんは
必要性の有無なんてそこまで語って
くれませんでしたし、
嗜好品に近いから
これはこれで仕方ないのかなぁとも思ったり。
●そうじゃいけない
でも、ピアノの練習に置き換えると
そうじゃないとはっきり言えます。
「鳴ればいい」のであれば
電子ピアノでもキーボードでも、
極端なことを言えばピアニカだっていいのかもしれません。
でも、それじゃだめだからピアノをおすすめするわけです。
こういうときって思いが必ずベースにあるもの。
こだわりの部分も大切にしつつ、
全体のバランスや、イメージ、
それと得られる成果なんかも
トータルで考える必要があるんだと思います。
やっぱりそういった際に頼りになるのが
プロの存在。
「なんでもいい」と言う前に
ぜひともプロにご相談ください。
きっと違った角度からのお話をさせて
いただけるんじゃないかなと思います!
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