マイクとピアノの共通点は?
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
先日、知り合いの会社のイベントで
小さなマイクとスピーカーをお貸ししました。
実際にそれを使われている現場に
立ち合わせてもらったのですが、
使われている様子を見ていて
なるほどなぁと思うことがありましたので
今日はその話を。
●押せばなる楽器、吹いてもならない楽器
ピアノは鍵盤を押せば音が鳴る楽器ですよね。
でも管楽器はふぅーと息を通すだけでは
鳴らない楽器です。
この違いはどこにあるかお分かりでしょうか?
これは単純に技術と知識の違いなんです。
ピアノだっていい音を鳴らそうと思うと
訓練をつまないといけません。
いくら鍵盤を押せば鳴るといっても、
それが良い音かどうかはまた別の話です。
同様にマイクという楽器も使い方によっては
全然出る音が違うんです。
●聞こえないマイク
その日のイベントでは2〜3人の方が
マイクを使われていました。
最初に司会役として出てこられた方は、
マイクを持ってしっかりしゃべられたのですが、
どうも聞こえづらいんです。
集まったお客さんは50人ほど。
用意したスピーカはもう少し大きな場所でも
充分使えるサイズだったはずなんです。
もしかしたらお貸しした機械の調子が悪いのかなあと
ドキッとしたのですが、
実はそんな事はなかったようなんです。
続いてその会社の社長さんが挨拶をされたのですが、
社長さんの挨拶はしっかり聞こえるんです。
これってどういうことかお分かりでしょうか?
●声を大きくする楽器
ピアノは鍵盤を押せば音が鳴る楽器です。
マイクも声を大きくする楽器です。
けれどもピアノで良い音を出そうと思うと、
それなりに訓練が必要だということと同じように、
マイクの場合は
きちんと声を出すということが必要なんです。
ふにゃふにゃした声では
いくらマイクで拾って音を増幅したとしても
所詮ふにゃふにゃした声が
ちょっと大きくなった程度にしか
ならないわけなんですよね。
司会の方はマイクがあるからといって
いつもの調子で喋ってしまい、
頼りない声しか出ずに聞こえづらい
という状況になってしまったようです。
逆に社長さんはしっかり声を出して
挨拶されましたので、
きちんと聞こえました。
この違いなんだろうなと感じたわけです。
機械があるからといって機械に頼りすぎては
ダメですよという話ではなく、
根本的な話として、
誰かに何かを伝えようという時は
しっかり声を出す必要がある。
そういうことです。
ま、とってもとっても単純な話なんですけどね。
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