楽器の音程が変わるワケ
初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは~♪
ギターや管楽器の音の高さは何で決まるかご存じですか
自分でつくる?
今日、朝から初老の男性が来店され楽器を見せてほしいとおっしゃいました。
何の楽器ですか?とお伺いすると「尺八」とおっしゃいましたので
当店では尺八はお取り寄せになりますのでお店に在庫はないんです。すいません。
とお答えすると
「形だけでもいいわ。写真見せてほしい」
「???」不思議に思いながらカタログをお見せすると
「いや~自分で作ろうと思って」
「!!!!」(そういうことか~!)
まさかご自身で作るための参考に見に来られたとは思いませんでした。
「穴は4つやな、口でくわえるところは・・・」
と独り言を言いながら写真を眺めた後
「まあ、やってみるわ。ありがと!」と言って帰られました。
音程の仕組み
他のスタッフとしばし、ぽかーんとしました。
よくよく考えると尺八を見たことが無いということは吹いたこともないわけで・・・それなのに見よう見まねで作ってみようと思われるのがすごいな~と思いました。
そもそも楽器の仕組みを理解されているのかな~と思いつつ、せっかくなのでスタッフと楽器の音程が変わる仕組みについて少しお勉強をしました。
一番音の高さが変わる仕組みを実感できる楽器は管楽器の場合はトロンボーンです。
管の長さが長くなれば音が低くなる短くなれば高くなるということです。
これはバイオリンやギターなどの弦楽器も同じことです。弦が長くなれば低い音、短くなれば高い音が出ます。
ピアノは1音ずつ弦の長さを変えたものをハンマーで叩いています。結局原理は同じということです。
ただ、この原理を理解してピアノを弾いていらっしゃるお子さんは少ないかもしれません。
同じように考えるとリコーダーや尺八、フルートといった木管楽器は管にあいている穴をふさぐことで管の長さを長くしたり短くしたりということを行っているわけです。
ただこの穴の位置がちょっと変わるだけで音程が変わりますので、楽器を作る場合、穴の位置というのはとっても重要になります。
自分で楽器を作ってみたいと思われる方はこの辺りもちょっと工夫してみてくださいね。
ストローなどを使って音の高さが変わる仕組み、お子さんと実験してみてもいいでしょうね。
せっかくなので、来年の夏休みの自由研究にいかがですか(笑)
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