音楽って楽しいんだ!っていうのは正しいんだけどそれだけじゃないと思う話

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

音楽って楽しいものでしょうか?

 

楽しいです。

 

音楽は基本的には楽しいものだと思います。

小さなお子さんの心の成長にとって絶対必要なものだと思いますし、おとなになっても、高齢者の方でも、男性でも女性でもみんな一様に楽しめる、とても良いもの・とても良い文化だと思っています。

だからこそ我々は「音楽」というものをもっともっと広めたいですし、音楽でこの街の笑顔を増やしたいと思い、毎日仕事をさせてもらっています。

 

そうじゃないこともあります。

 

しかし一方で、音楽は楽しいだけのものではありません。

例えばピアノのコンクール。

音楽に優劣をつけるのはナンセンスだ!なんて声はずいぶん昔からありますが、コンクールというのはそういう場なんです。

もちろん音楽自体に優劣はつけがたいですし、審査員も人間です。好き嫌いや好みなどに影響されます。しかし、何かしらの形で点数がつけられ、1番、2番、3番と順番が決まっていきます。

ピアノだけではなく、どんな楽器でもコンクールはあります。吹奏楽でもコンクールはあります。(そういや最近ヤマハが売却したつま恋ではポップスのコンクールが行われていましたね。ヤマハのポプコンといえば登竜門だったんですよね。ま、これはまた別の話で…。)

 

コンクールは悪なのか

 

コンクールの存在全てが悪なのではなく、コンクールをレベルアップのための手段として活用される方は多いです。

事実、現在プロの演奏家として活動されてる方のほとんどは、何らかのコンクールをきっかけにして世に名前を知らしめ、そこから飛躍された方が多いです。

 

「音楽は楽しいものであって競争するのではない」

おっしゃることもよくわかりますが、コンクールにはこういう側面もあるんですよね。

 
当店では兵庫三田ピアノアカデミーという特別なクラスを開講しています。

これは全国各地で開かれているコンクールに果敢にチャレンジする人たちが集まってきている特別なクラスです。

みなさん各地で立派な賞を受賞し、成果も出てきています。

しかし、この生徒さんたちの全てがコンクールを経て音楽大学へ進学し、留学なんかを経験し、プロのピアニストになる、なんて誰も思っていません。

 

大切なことは、この懸命に努力した時間だと思うんです。

このしんどい思いをした時間というのは、大きくなってからきっと何かしらの役に立つと思うんです。

 

たとえば野球部の人たちが就職するときにその経験を買われるみたいな感じなのでしょうか。

やはりしんどい思いをした人にはその経験がしっかり筋肉のようについていきますしその経験が人を強くするんだと思っています。というか、信じたいです。

 

音楽は楽しいものです。

 

でも楽しいだけのものではありません。

 

楽しいだけの世界もとてもとても大切です。しかし、深く厳しい世界へのいざないもプロとして手を携えて進んでいければいいなと思っています。

 

 

 

 

The following two tabs change content below.
1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

 - 考えていること