プロとアマの境目って?
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日、教室生の保護者の方とお話をしていて、こんなことを言われました。
●プロや!
「このあいだの発表会のとき、
うちの子のギターの線(ケーブル)をささっと変えたり、
ささっと巻いたりしている姿を見て、
わ~!プロやー!と思ったんです!」
まぁこんな感じで感想というか、
お褒めのコトバをいただきまして。
アタリマエのことをやっただけなんですが、
そういう風に見てくださる方もいるんだなぁと
思ったんです。
もちろん普通に眺めている人のほうが多いんだと
思いますけどね。
●あたりまえ
この日の発表会は音響マンとしての仕事が
多かったので、この部分をよくご覧に
なられたんだと思います。
日頃は店でぼーっとしている姿しか
目にしたことのない保護者のみなさんにとって、
たままたこの日は日頃あまり見たことのない
仕事をやっていたから目についたのかもしれません。
でも、音響マンはケーブルを変えたり、
ケーブルを巻いたり、音の調整をするのが当たり前。
調律師が調律をするのは当たり前。
ケーキ屋さんがケーキを作るのが当たり前、
というのと同じなのかなと(笑)
●プロとアマの境目
ここで思ったのが、プロとアマの境目って
なんだろうということです。
ケーキを作る人はたくさんいます。
小学生でも中学生でも作れます。
でも、ケーキ屋さんの作るケーキは
見た目も美しく、味も美味しい。
そこがプロとアマの違い。
もちろん資格とかもあるんでしょうけど、
それ以上にはっきりわかる違いや境目が
あると思うんです。
たとえば調律師という仕事は
5年ほど前に国家試験が始まりました。
まだそこまで普及はしていませんが、
ゆくゆくは国家資格がないと出来ない
仕事になっていくのかなと思います。
音響の仕事では残念ながら資格的なものは
ありません。
ぼくの場合は専門学校にも行っていません。
ただ、たくさんの現場で一緒になった
プロの方に色々教わりながら今の知識を
積んできただけです。
ありがたいことに経験をたくさん
積ませてもらっていますので、
スキルは自然に高くなっていると思います。
●信頼されること?
どんな仕事も同じかと思うのですが、
結局のところ信頼されることが
いちばん大事なんだと思います。
たとえばヤマハ音楽教室の先生だって、
もちろんヤマハの認定資格はもってらっしゃいますが、
生徒さんや保護者の皆さんからの
信頼がないとレッスンは成り立ちません。
特別レッスンを行っていただいている
お二人のピアニストの先生方に関しても、
この先生のレッスンを受けたいと思う方が
多いからレッスンが成り立っているんだと思います。
いろいろな資格ビジネスが盛んな現在ではありますが、
資格だけではなかなか成り立たない部分が
多いのも現実です。
また我々のような芸術分野の仕事は
その色が若干強いのかなと思ったりもします。
資格も大事ですが、
その上にある信頼されることの大切さというのを
意識して、日々の仕事に向き合っていきたいですね。
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