楽器の不具合は自分でいじると重症化!その前に早めにご相談を

   

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。

こんにちは~♪
今日は楽器のご相談がたくさんありました。その中でも私が実際演奏もしているフルートのご相談で伺ったことを少し・・・。

楽器の不具合

レッスンを始めてしばらくすると何かしら楽器の不具合が出てきます。

最近始めたばかりのレッスン生からフルートが外せなくなったんです。みてもらえませんか?

とても焦った様子でご連絡がありました。

 
フルートは頭部管と本体と足部管にわかれてケースに収納します。今回は足部管が抜けなくなったようです。

 
私自身がフルートを経験しているので、他のスタッフは楽器のことで困った時には私がいるときに来てくださいとお伝えしていたようです。

 

 
お父さんも何とかできるかと何度かためされたそうですが、ボディはキーがたくさんついていますのでどこを持っていいのやら・・・。壊してしまっては大変とおそるおそる少しだけ試されたそうです。

 

あっさり抜けました。

実際確認するとそんなに重症ではなく、ほんの少しすり合わせが固くなっていましたがきちんと楽器を持って、とりかかると分解すると難なくはずすことができました。

 

 

その様子をみて生徒さんはお父さんでもとれなかったのに!と驚かれてしまいました。

 

大切なのは力ではなく、コツなんです。

 
ただ今後もこの様にならないためにお母さまから質問がありました。

1.どこを持ったらいいんですか?

フルートに限らず木管楽器はキーがたくさんあって繊細です。キーのないところを選んで支柱にも触れないところをもってください。

 

2.なにかグリスとか塗ったほうがいいですか?

よくスライドグリスなどをぬって抜き差ししやすくされる方があります。でもケースに収納しているときにグリスに埃がつきます。それをそのまま差し込むと今度はゆるゆるになってしまいます。できればできるだけ塗らない方がいいですね。
組み立て前には、何もついていない布(毛羽立ちの少ないもの・ガーゼなど)で管の刷れる部分を軽く拭いてみてください。

 
3.どんな感じで持って組立て、分解したらいいですか?

腕をなるべく体に引き寄せた状態で、体にできるだけ近いところで組み立ててください。まっすぐ差し込むというよりはゆっくりまわして抜き差しするといいですね。

 

 

では実際にやってみてください。とお母様には組み立て分解を実践してもらいました。
これで少しはお母さんも組み立てができますね。

 

最後にご注意

 

楽器は握れる位置が限られていますのでほんとに気をつけて扱わないと難しいです。

 

困った時はあまりいじらずに楽器屋さんに相談してください。

 

わからないままご自身でいろいろやったために修理工房送りなんてことにならないように注意してくださいね。

 

 

 

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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