「調律やらなきゃいけないから」はメリットなのかデメリットなのか

      2017/03/17

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

「生のピアノは調律をしなくちゃいけない」ってよく聞くフレーズなんですが、調律ってしなくちゃいけないんでしょうか?

もし調律をしなかったらどうなっちゃうんでしょうか?

 

調律ってなにをしているの?

 

さて、その「調律」とはいったいどんな意味なんでしょうか?

調律(ちょうりつ)とは、楽器の音高を、演奏に先立って適切な状態に調整すること。楽器全体の音高は、楽器の各音の中の特定の音を特定の高さにすることで調整され、各音の音高の相対的な関係は、一定の音律に従って調整される。

(wikipediaより引用)

 

ぶっちゃけ、よくわかんない説明ですが、要するに調律という言葉は楽器の音程を正しく整える作業のことを意味するようです。

ですので、調律というのはピアノに限らず、木管楽器でも金管楽器でも弦楽器でも行われる作業なんです。

ただ、イメージ的に現在では調律というとピアノをさすことが多いようです。

 

調律やらなきゃいけないの?

 

生のピアノは弦がたくさん張ってあります。弦一本の引っ張る力は80〜90kgと言われていて、全体では20トンもの力がかかっています。

そんな力で引っ張られている弦ですので、ガンガン弾いたとしても、放っておいたとしても、弦は伸びていきますし、どんどんくるっていくわけです。

それがあるので調律は必須。放っておくとくるいはどんどんひどくなるばかりです。

 

デメリットなのかメリットなのか

 

電子ピアノをよく販売される楽器店の方は生ピアノとの比較でよく「電子ピアノは調律が不要ですよ!ランニングコストが生ピアノに比べるとぐっとお得ですよ!」と言われることがあります。

確かに調律は費用もかかりますし、年に1〜2回程度は実施しないといけません。それはたしかに負担かもしれません。

 

しかし調律師が実施する調律という作業は音を合わせるだけではないんです。

鍵盤の高さを揃えたり、音の止まる時間を調整したり、音程以外の部分も結構ちょこちょこと触っていたりするんです。

ですので、毎年毎年調律に伺うことで、もし何か故障が生じていた場合、もしくは故障が生じそうな箇所が見つかった場合には、その場で対応することができるんです。

 

いくら調律が不要だと言っても電子ピアノもいつかは故障します。しかもその故障は突然やってきます。

電子ピアノには定期的に内部を見る調律という作業がありませんので、もうすぐ壊れそう〜なんてことが一切わからないんです。

 

だから、「調律をしなくちゃいけないんです」は車でいう車検を受けている感覚で受け止めていただければ、決してデメリットではないと思うんです。

ピアノを安心安全に使っていただけるようにプロが定期的に点検を行なっている、そんな感覚で見ていただければと思います。

 

生の楽器だからこそ

 

トランペットやクラリネットなどの管楽器の場合でも年に1度もしくは2年に1度程度はメンテナンスに出される方が多いです。

日々使う楽器ですからどうしても劣化は進みます。

故障しそうな箇所を事前に見つけて直していくことで、楽器を長く使ってもらうことが可能になるからなんです。

 

ピアノも全く一緒です。大事な楽器だからこそ定期的なメンテナンスが重要なんです。

調律は音を合わせるだけの単なる作業ではなく、メンテナンスという目で見てもらえれば、きっと無駄なものでもなく、デメリットでもないと感じてもらえると思うのですが、いかがでしょうか?

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師としてご家庭やホールなどをまわりつつ、ギターやピアニカ、カスタネットなど、いろんな楽器の修理もできるみたい。 楽器修理以外にもコンサートや落語などのイベント企画や進行業務と音響業務が得意科目。イベントの時に舞台袖に置いておくと全体的に役に立つ便利なナイスガイです。

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