大きくてかさばるグランドピアノ、だったらどう置いておくのがいいの?

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

お正月はいかがお過ごしですか?

今日は年に一度の家族旅行で名古屋まで来ています。

神社とかお寺とか見て回ったり、お腹いっぱいご飯を食べたり、いつもとは違う時間の使い方でまったりと過ごしております。

ザ・お正月という感じですね(笑)

そんな中、宿泊しているホテルでちょっと気になることがありましたので今日はそのお話を。

 

どうやって置いていますか?

 

結婚式を行うようなホテルであればだいたいどこにでも置いてあるのがグランドピアノ。でも使う時以外はけっこう邪魔なんですよね。

ロビーに置いてあってたまの生演奏なんかに使われている場合や、廊下の隅に邪魔にならないように置いてある場合や、いろんなパターンがあります。

結婚式以外にもたまに使うのであればいいのですが、使わないのに置いておくのにグランドピアノというのは少々大きすぎます。いくら廊下の隅にひっそり置いてあったとしてもどうしても大きく目立つものですので邪魔になりますよね。

じゃあどうやって置いておくのがいいのでしょうか。

 

保管の形

 

これはあくまでも主観が含まれるのですが、個人的には譜面台が出せる一番シンプルな形でおいておくのがベターなんじゃないかなと思っています。

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グランドピアノの大屋根はまず手前から奥に向かって二つに折れ、そして横から大きく開きます。

完全に蓋を閉めている状態というのはピアノ庫に保管しているのと同じ形なんですよね。

これでは、少なからず人目につく場所に置くのに適しているとは言えないと思います。見た目も全然華やかではありませんしね。

 

だったら大屋根を全開にしておけばいいのかというと、そうでもありません。

確かに大屋根を全開にすることで見た目は華やかにはなりますが、大きくて重い蓋を支える細い突き上げ棒にはかなりの重量がかかってくるわけですので、保管時にずっとその重量をかけておくというのはあまりいい選択とは言えません。

もちろん演奏中であれば問題はないのですが、使っていないときにこのような形で保管する必要はありません。目の届かないところで誰かが触る危険性もありますからね。ようするにパッと見た感じでおかしくない形での保管がベターかと思います。

 

ちなみに

 

ちなみにこの大屋根、大きなホテルや結婚式場であっても意外に間違った開け方をしている時があります。CMや広告の撮影なんかでも間違っているのをよく見かけます。

単に間違っているだけだったらいいのですが、突き上げ棒が外れて屋根が落ちてしまう危険性があります。屋根が傷むだけじゃなく、突き上げ棒も折れてしまう可能性があります。絶対に間違えないようにしてくださいね。そして間違っているところに出くわしたら間違っているよとやさしく伝えてあげてくださいね(笑)

というわけで今日の動画はこちら。グランドピアノの屋根を正しく開ける方法です。

この動画、実はちょっと人気なんです(笑)ぜひご覧いただいて勉強しておいてくださいませ!

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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