線が有るのはこだわりがある。線のないのは意外と高価。

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

もう去年の話になってしまいますが、今日は紅白歌合戦の続きの話です。

 

歌番組を見て

続きといってもこの日のブログの続きというわけではなく、紅白歌合戦の続きにやっていた「朝までさだまさし」を見てふと気づいたことがありまして、それをシェアさせてもらおうかなと思いまして。なので、「続・紅白歌合戦」ではなく「紅白歌合戦の続き」なのです(笑)

 

歌番組自体が少なくなっている昨今、歌番組自体を見ることがずいぶん減っています。

たまーにやっている歌番組を眺めていると、あれれ〜?っていうことがいくつか見られます。

まぁ、口パクとかそういうのはどうでもいいんでスルーしますけど(どうしても興味があればおっしゃってくださいね。こそっとその辺りのお話をさせていただきます(笑))、便利な世の中になったからこそ気づくことがありました。

 

ワイヤレスマイク

日頃、コンサートの現場に行っても当たり前になって来ているワイヤレスマイク。これってたぶんカラオケボックスの影響かと思うんです。邪魔な線はないし、自由に動けるし、便利なことずくめですもんね。

先日、当店のスタッフ忘年会の二次会でカラオケボックスに行ったのですが、その時に「このマイクの値段わかる〜?」と聞くと、みんな5000円、10000円、20000円とすっとんきょうな答え。
もちろんメーカーによって違うのですが、一般的なカラオケボックスに設置してあるワイヤレスマイクって7〜80000円する高級なマイクなんです。

でもカラオケボックスの使用料金はそんなに高くないのでワイヤレスマイクって自体の値段も安く感じているのかもしれませんね。

使われている方にとってはポピュラーで、でも実際にはかなり高価なもの、それがワイヤレスマイクなんです。

 

こだわり

でも実際に我々の仕事の現場では線のあるマイクが主流です。機械自体が高価ということもありますし、ワイヤレスマイクは混戦の恐れがありますので同時に使える本数が限られています。

それと一番大切なのは音質の問題です。

やっぱりワイヤレスマイクに比べると線があるマイクの方が断然音がいいんです。これは結構大事なポイントなんです。

 

先日某ホールでの仕事の際、ホールスタッフさんと雑談をしていたのですが、歌手によってはワイヤレスマイクがNGな人がいるそうです。

あの有名な男性デュオも有線マイク指定だそうです。なぜなら音質がいいから、なんですって。

 

ようやく紅白の続き(笑)

 

で、前置きが長くなりましたが、紅白歌合戦の続きの話です。

紅白の後にやってた「朝までさだまさし」で、ゲストに出演されていたのが平原綾香さん。皆さんご存知の本格的なシンガーですよね。

実はそれまでさだまさしさん以下いろんな方が歌を歌う時につかわれていたのはワイヤレスマイクでした。その流れで平原綾香さんの歌う順番になり、彼女が何を使うのかなぁと見ていると、なんとなんと有線マイクでした。たまたまそのシーンを見て、なるほどなぁと思った次第。

もちろんテレビを通して出てくる音はワイヤレスマイクとそんなに違わないと思います。

しかし、コンサート会場などで聞く音はきっと違うんだと思います。

そういうこだわりを持って活動している歌い手さんはもっともっと活躍して欲しいなぁと思うとともに、何でもかんでもワイヤレスマイク!ってやっちゃう風潮をなんとかして欲しいなぁと思ったりもしているのです。

ま、便利なので仕方がないのかぁとも思うんですけどね。

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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