幼児のピアノ学習、キーボードは本当に良い選択なの?

   

vol.2410

三田市と神戸市北区のピアノ教室・音楽教室 平瀬楽器の
ヒラセトモキです。
おはようございます!

音楽の旅を始める際に、
幼児時期のお子様の保護者様の多くが
「キーボードで始めようかな」と考えますが、
私たちはピアノやエレクトーンの導入を
おすすめしています。

その理由を今日はお話ししましょう。

 

 

まず、鍵盤のサイズやタッチの問題があります。

小さなキーボードのミニ鍵盤で
長く練習を続けると、
ピアノに移行した際に演奏に困難を
感じることがあります。

ピアノの鍵盤は大きく、
適切なタッチが求められるため、
ミニ鍵盤のキーボードからの移行は
かなりの慣れが必要です。

また、キーボード特有の柔らかいタッチは、
ピアノにおける適切な指の力加減を学ぶ上で
障害となり得ます。

 

そして最近気づいた
もう一つの重要な点は、
キーボードの省スペース設計が
逆に練習の妨げになることです。

練習の都度、キーボードを出し入れするのは、
意外と手間がかかります。
練習を始めたいと思った時に
すぐにアクセスできないと、
練習の頻度が減少する可能性があります。

 

一方で、ピアノやエレクトーンは
その場に常設されるため、
いつでも演奏することができます。

この「いつもそこにある」状況が、
継続的な練習と上達のための
理想的な環境を作り出します。

演奏したいと思った瞬間に
すぐに触れることができるので、
練習への取り組みも自然と増えます。

 

平瀬楽器としては、
練習環境の整備と楽器の質にこだわることが、
音楽学習の成功につながると信じています。

ピアノやエレクトーンは
初期投資は大きいかもしれませんが、
長期的な学習と上達を考えると、
これらの楽器が最適な選択となります。

音楽の旅を始める皆様、
どの楽器を選ぶかでお悩みでしたら、
ぜひ平瀬楽器にご相談ください。
一緒に最適な楽器選びをしましょう!


 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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