大正琴って知ってる?日本発のシンプル楽器

   

vol.2356

三田市と神戸市北区のピアノ教室・音楽教室 平瀬楽器の
ヒラセトモキです。
おはようございます!

最近平瀬楽器三田センターに、
大正琴の修理が連日持ち込まれています。

突然大正琴ブーム到来!という感じに
なっています笑

さてみなさんは、この大正琴という楽器を
ご存知でしょうか?

 
大正琴は、日本独特の弦楽器で、
名前の通り大正時代に日本で発明されました。

今日は大正琴の基本的な情報を
ご紹介しようと思います。

 

 

まず形状はというと、
長方形の平たい箱型の本体に、
数本の弦が張られています。

弦の本数は楽器の種類や流派によって違い、
4~6本が主流のようです。

弦をピックで弾いて音を出すのですが、
左手では鍵盤のようなキィを押すことで
音程を変えていきます。

ギターのようでもあり、
鍵盤楽器の要素もあるのが
大正琴の面白いところです。

 

大正琴は誰でも音が出せるというのが
最大の魅力。
比較的簡単に演奏することができ、
初心者でも手軽に楽しむことができます。

また、そのやや物悲しい音色が
日本の歌謡曲や童謡に合うため、
長く親しまれてきています。

 

というのも、この大正琴が開発された背景には
当時、ウクレレやマンドリンなどの
西洋の楽器が日本にも入ってきていたのですが、
それらの楽器とは異なる、
日本独特の音色と操作性を持つ楽器を作りたいという
思いで発明されたものなんです。

 

 

大正琴は、日本の伝統的な文化と
現代の音楽文化が融合した、ユニークな楽器です。

その手軽さと、日本らしい繊細な音色から、
古くから愛されています。

 

実際それほどメジャーな楽器ではありませんが、
日本独特の大正琴という楽器にぜひ触れてもらいたいです。

 


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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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