湿気と上手に付き合う方法

   

vol.2241

三田市と神戸市北区のピアノ教室・音楽教室 平瀬楽器の
ヒラセトモキです。
おはようございます!

最近雨が多いですよね~。

 

雨の日って気分も曇りがちですが、
楽器のケアも忘れずに行いましょう。

湿度の変化や水分・湿度の影響は
楽器にとって潜在的なリスクです。

そこで今日は、
雨の日の楽器ケアについてご紹介します。

 

 

まずやっていただきたいのは湿度管理。

湿度の高い日や雨の日には、
楽器が湿気を吸収しやすくなります。

特に木製の楽器は湿度変化に敏感で、
膨張や収縮によるトラブルが
起こる可能性がかなり高いです。

可能であれば湿度計をご用意いただき、
楽器の置いてある部屋の室内湿度を把握し、
必要に応じて加湿器や除湿器を利用しましょう。

 

 

湿度の変化に弱い楽器というと
ピアノが代表的な存在と思われがちですが、
実は他の楽器でも影響を受けやすいものがあります。

たとえばヴァイオリンやギター、
ウクレレなどの弦楽器は
ボディの木材が膨張したり収縮したりすることで
割れが起きたりすることもあります。

 

オーボエやクラリネット、
サックスなどの木管楽器も、
音孔を抑えるキィが湿度の影響を
受けることがあります。

また、ボディが木で出来た楽器類も
影響を受けやすいです。

 

ヴァイオリンなどに限られてしまいますが
ケースに湿度計がついたものもありますので、
こういうものを使って意識を
高めるというのもひとつの方法でしょうね。

 

あと半月もすれば梅雨がやってきます。

湿気とも上手に付き合って充実した楽器生活を
送ってくださいね!

 


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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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