ピアノの買い方(その1)

   

vol.2232

三田市と神戸市北区のピアノ教室・音楽教室 平瀬楽器の
ヒラセトモキです。
おはようございます!

今日はピアノの買い方を説明します。

一般的にコンサートで使うような
大きなグランドピアノは別として
アップライトピアノや
家庭用のグランドピアノの場合は
楽器店で注文していただいくというのが
ファーストステップになります。

 

もちろんその前に楽器を色々弾き比べする
ということもされると思いますが、
残念なことに新品のピアノに関しては
弾いたそのピアノがお家に届くことはありません。

 

例えばAというメーカーの
Bという品番のピアノを試奏されても
お家に届くのは工場から出てくる
新しいBという品番の楽器になります。

ですので厳密には試奏ではありますが選定とは
違うんです。

 

 

そして注文した楽器が準備できれば
メーカーからいよいよ発送されます。

 

その後、納品日の調整をさせていただき
運送業者さんとの細かな打ち合わせを
させていただきます。

 

ピアノなどの大型楽器は
専門の運送業者さんがいらっしゃいますので
その方々に納品をお願いするわけですが、

どのような環境に置かれるのかというのを
事前に下見させていただく場合もありますし、
場合によっては
図面をいただくこともあります。

仮に一戸建ての2階や3階に置かれる場合は
大きなクレーンを用いて納品する時もあります。

いろんなパターンを想定して
運送業者さんにお願いをし、
いざ納品ということになります。

 

 

納品後は納入調律というものが
待っています。

ピアノは出荷時には調律もめちゃくちゃな
状態になっていますので
きちんと弾ける状態にするには
最初の納入調律が大切です。

この納入調律で基本的な調律と
ざっくりとした調整を行い、
ようやく演奏ができる状態になります。

 

しかしこの新品状態のピアノは
調律も調整もものすごく
くるいやすい状態です。

ですので最初の調律は1年後ではなく
少し早めにされることが多いです。

あとは定期的に年に一度 もしくは
半年に一度程度の調律を繰り返すというのが
新品ピアノの一般的な購入の仕方と
保守のサイクルになります。

 

明日はこれが中古ピアノになったら
どうなるのかというのを説明したいと思います。

 

 


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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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