普通のイスと楽器演奏用のイス

   

vol.2080

平瀬楽器のヒラセトモキです。

おはようございます!

楽器を演奏する時の椅子に
コダワリってありますか?

先だってのオータムコンサートの時、
ギターや管楽器の一部の方が座奏をする
ということで椅子を用意していました。

普通でしたら客席にあるお客さんが
座る椅子と同じものを使うのですが、
楽屋を探してみると
ちょっと違う形の椅子がありまして。

で、それを試してみると
とてもいい感じ。

結局本番ではそれを使わせてもらいました。

 

客席の椅子と何が違うのかといいますと、
客席の椅子というのは
ある程度ゆったり座っていただくために
お尻が少し下がるようなデザインに
なっています。

どっかりと座るイメージですよね。

 

一方楽器演奏のための椅子というのは
あまり深く座り込んでしまうと
演奏がしにくくなるので、
前の方に軽く腰掛けることが
ほとんどなのですが

今回使わせていただいた椅子は
座面がほぼ平らになっていて
深く腰掛けることができないデザインに
なっていました。

これだったらギターでも管楽器でも
演奏がしやすいですよね。

 

同じような椅子にピアノの背付き椅子が
あります。
こういった楽器の 座奏の時には
ピアノの背付き椅子を使うことも
結構あるのですが

これも座面がまっすぐになっていて
深く座れない椅子ということで
用いられることが多いです。

 

はたから見ると単なるイスなのですが、
演奏のしやすさは演奏の出来にも
確実に影響してきます。

本番はもちろんのこと
練習の時でも実力をきっちり発揮できる
椅子を選んで練習してみてください。

きっと色々変わってくると思います。


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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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