普通のイスと楽器演奏用のイス
vol.2080
平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
—
楽器を演奏する時の椅子に
コダワリってありますか?
先だってのオータムコンサートの時、
ギターや管楽器の一部の方が座奏をする
ということで椅子を用意していました。
普通でしたら客席にあるお客さんが
座る椅子と同じものを使うのですが、
楽屋を探してみると
ちょっと違う形の椅子がありまして。
で、それを試してみると
とてもいい感じ。
結局本番ではそれを使わせてもらいました。
客席の椅子と何が違うのかといいますと、
客席の椅子というのは
ある程度ゆったり座っていただくために
お尻が少し下がるようなデザインに
なっています。
どっかりと座るイメージですよね。
一方楽器演奏のための椅子というのは
あまり深く座り込んでしまうと
演奏がしにくくなるので、
前の方に軽く腰掛けることが
ほとんどなのですが
今回使わせていただいた椅子は
座面がほぼ平らになっていて
深く腰掛けることができないデザインに
なっていました。
これだったらギターでも管楽器でも
演奏がしやすいですよね。
同じような椅子にピアノの背付き椅子が
あります。
こういった楽器の 座奏の時には
ピアノの背付き椅子を使うことも
結構あるのですが
これも座面がまっすぐになっていて
深く座れない椅子ということで
用いられることが多いです。
はたから見ると単なるイスなのですが、
演奏のしやすさは演奏の出来にも
確実に影響してきます。
本番はもちろんのこと
練習の時でも実力をきっちり発揮できる
椅子を選んで練習してみてください。
きっと色々変わってくると思います。
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