餅は餅屋、調律は調律師。
vol.2056
平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
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先日、こんなツイートを見かけました。
私は昔自分で調律ができたらと思い、
調律用具+調律アプリを計10万で揃えました。ネットの情報を元に調律を始めて
一応音が合うもピアノが全く響かなくなり、
更に翌日には狂う有様でまた調律・・・というのを
一週間続けて調律師さんに泣きつきました。餅は餅屋、ピアノは調律師さんにお任せしましょう笑
このツイート主はピアノの先生だと思うんですが、
この方と同じようにご自身でご自身のピアノを
調律したいという方は少なくないと思います。
調律料金を節約するため、
自分のピアノは自分で手入れしたいから、
単純に興味があるから、
理由はいろいろだと思うのですが、
こうやって調律という仕事に
興味を持っていただけるのは
とっても嬉しいことだなと思います。
ただ、実際にやられてみると
なかなか大変なんですよね。
まず、音が止まらない。
その時は一瞬できたように思うんですが、
おそらく持って数時間でしょう。
とても数日や数ヶ月持つような調律は
できないと思います。
調律師は音を合わせつつ、
音の保持力を上げる訓練をずっとしてきています。
なので半年とか1年とか、ある程度の期間
調律をキープできるんです。
また、仮に調律ができたとしても、
修理や調整はおそらくできないのではないでしょうか。
いい音色につながるいいタッチを作るには
どの部品が連動しているのかを知る必要があります。
それはおそらく独学ではなかなか難しく、
体型だった勉強と理解のための時間が
必要だと思うんです。
餅は餅屋といいますが、
やはり調律は調律師に頼まれるのが
ベターだと思います。
興味は持ってもらって嬉しいけれど、
中はあんまり触らないでほしいかな、
というのが本音です。
この方も本格的に壊れちゃう前に
気が付かれてよかったですね!
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