完成のイメージを持とう

   

vol.1356

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。

おはようございます!

 

昨夜奥さんが
おもしろ動画を見て笑っていたので
一緒に見させてもらっていました。

 

その動画の内容は、
お父さんが息子さんの散髪を勝手にやる
というもの。

もともとロン毛の息子さんは
お父さんのハサミやバリカンで
カリアゲ近くまで追い込まれていました。

その様子を見て笑っていたようです。

 

動画としてはもちろんおもしろいのですが、
これを見ていろいろと考えてしまいました。

 

●美容師さんのイメージ

 

美容師さんって、お客さんがこられたら
どんな髪型にしますか?と尋ねた後は
もくもくと髪の毛を切っていく
作業をされます。

おそらくヒアリング段階で、
ここら辺まで切ってこんな感じでまとめよう
というイメージが沸くんだと思います。

それに近くなるように切っていく、まとめていく。
それが美容師さんの作業です。

 

 

似たような話で、彫刻家の方は丸太から
ノミと金槌を使って作品を削っていきます。

その際には最初からその形が丸太の中に
埋まってるイメージをして作業するんだそうです。

つまり、やりながら考えるというのでなく
最後のイメージを持ってそこに向かっていく、
そういう感じなのかなと思います。

 

昨日の散髪動画では
お父さんは面白がって
どんどん髪の毛を切っていました。

こうやった方がもっといいんじゃないか
こっちのがかっこいいなと言いながら
バリカンを使ってゴリゴリ削っていました。

これって仕事で考えると真逆ですよね。

終わりのイメージを待たずに
やってしまっているから
こんなことになるんだと思います。

 

●完成図を持つ

 

音楽の世界でも同じで、
例えばオーケストラの指揮者は
こんな演奏をしたいというイメージを持って
指揮台に上がるわけです。

それに近くなるように各パートの演奏を
細かく指示していきます。

適当に音を出して適当にまとめていったら
まぁまぁいい演奏になった、みたいなわけでは
ありません。

 

これは合奏ではもちろんですが
ソロの演奏でも同じ。

 

自分のイメージする演奏を
ちゃんとイメージして、
そこに向かって作り上げていく。

そういうマインドって
きっと大事なんだと思います。

 

それを持たずにやってしまうと
動画のお父さんのように
どんどん髪の毛を切ってしまい、
最終的に丸坊主になっちゃうんでしょう(笑)

 

やり込むことというのも
とても大事なんですが、
最後のイメージ、完成のイメージを
持って仕事に臨むことはもっともっと
大事なことなのかなと思います。

 

完成図を常に意識して
仕事に取り組みたいもんですね。

 


 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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