4月4日は調律の日
vol.1320
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
今日は4月4日です。
何の日かご存知ですか?
●調律の日
4月4日は調律の日です。
調律は440Hz(ヘルツ)の音叉を基準にして
行う作業なんですが、この440と4月4日をかけて
調律の日になっているんです。
だからといって何があるわけでは
ありませんが(笑)
●440ヘルツ
この440ヘルツというのが
なかなか説明しにくいんです。
皆さんおそらく理科の授業で
音叉というものには1度くらい
触れたことがあると思うのですが、
ヘルツというとピンとこられない方が
多いようです。
ヘルツwikipediaで調べてみると
このように書かれています。
1ヘルツは、「1秒間に1回の周波数・振動数」と定義される。
要は1秒間に空気の振動が
どれくらいあるかを表す単位
なのですが、
440ヘルツの場合は
1秒間に440回空気が振動している
ということになります。
この440ヘルツというのは
音を合わせるための
世界基準とされています。
ただ、最近のオーケストラや吹奏楽では
440ではなく442ヘルツで
合わせることが増えていますので、
440が基準って言っても伝わらないことが
多かったりします。
440と442上だと
たった2しか違いません。
おそらく普通に聞いていても
厳密な聞き分けができる人は
それほど多くはないと思うのですが、
聞いたときの感じは違うんです。
2ヘルツ高い442ヘルツの方が
華やかに聞こえるんです。
現在のヨーロッパのオーケストラでは
444ヘルツくらいの高いピッチを
基準にするところもあると聞きます。
確かにそれくらい高いと華やかだし
刺激的でしょうね。
●刺激を求める
バッハやベートーベン時代の調律は
430ヘルツの前半位だったといわれています。
楽器自体が今と比べて頑丈に
できていなかったということが
原因のひとつなのですが、
時代を経るごとに
新しい刺激が欲しくなり
だんだんとピッチが高くなってきた、
というのが正しい流れなのかな
と思います。
ピアノの鍵盤の本数も
新たな音域を求めて
時代を経るごとに増えていっていますし、
新たな電子楽器が開発されるのも
新しい音を求めての進化なんでしょう。
こういった人の欲求とともに
いろいろなものが進化しているんですね。
4月4日は調律の日。
基準となる今日をスタートとして、
あなたはどこに向かっていくのでしょうか?
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