吹奏楽で使うチューナーってどう使えばいいの?

      2016/11/11

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。

こんにちはー♪

 

チューナーって知っていますか?

かなり重要なものです

正式名称はチューニングメーターと言います。ピアノなどの鍵盤楽器を演奏する人にとってはあまり馴染みのないものかもしれません。ギターやバイオリンなどの弦楽器と管楽器を演奏する人にとってはとっても重要なものです。

調律という言葉は聞いたことがあると思います。これは演奏に先立ち、音の高さを適切な状態にすることを表す言葉です。ピアノの調律は調律師さんが行われます。しかし、管楽器やギターやバイオリンなどの弦楽器は演奏者がこの調律を行います。

 

楽器は楽器本体の温度、室温によっても音の高さが変化します。特に吹く楽器は息を入れるスピードや息の温度によっても音程が変化してしまいます。ですから演奏直前に楽器の状態を確認することが必要になります。今日の楽器の状態はどうかをチューナーを使って確認しているのです。

 

初心者の方には楽器の音を少しでも出す時には、出した音が正しい音程で演奏しているかをチューナーで確認しながら演奏していただきたいです。

 

ただ注意してほしいことがあります。

機械であっている!が正しいわけではない

吹奏楽やオーケストラでは演奏する前にチューニングと言ってみんなで同じ音を出して確認します。

楽器初心者の方の多くはここで勘違いがおこります。「チューナーにあっているから私は正しい!」と思ってしまうのです。

 

これはちょっと間違っています。みんなで演奏する時には周りの人とあわせることが重要になってきます。

 

純正律などを言い出すと難しいのですが、チューナーは平均律の基準音です。

例えば、何人かで和音で演奏する場合は気持ちよく響いて聞こえるときほど表示は、ずれています。響きを聴いて合わせていくことが必要です。

ですから合奏で常にチューナーを見ながら演奏するというのはあまりお勧めできません。耳で聴かずに目に頼ってしまうからです。

 

ではどのように使えばいいのでしょう。

効率のいい使い方

まず基礎練習のときは常にチューナーを確認しましょう。

また基準音が鳴るチューナーでこれから吹く音程を鳴らします。その音程を聞いて同じ音程になるよう意識しながら吹きます。

そしてロングトーンの時は音の始まりから終わりまで正しい音程で演奏できているか確認しながら音を出すといいでしょう。それによって体の使い方、息の使い方がわかってきます。

ついついめんどくさいからと基礎練習の時はカバンに入れっぱなしになっている人も少なくないと思います。管楽器を演奏する方は体も楽器の一部です。常に同じような状態で演奏できるように耳をや体を慣らしていくことが大切です。そのお手伝いをしてくれるのがチューナーです。

 

初心者の場合、チューナーを目の前にすると、音をあわせることに必死になって「いい音で吹く」ことを忘れてしまいがちです。常にいい音で音程を合わせることを意識してください。

 

こんな風に練習することで良い音で正しい音程で合奏に参加できるようになります。是非頑張ってほしいです。

 

ということで、今回は私がこれまでに経験したことから考えたチューナーの使い方でした。ご参考にしてください。

 

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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