発達障害の生徒さんの成長を応援する平瀬楽器のレッスン

   

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。

こんにちはー♪

少し前に発売されたこの本はもう読まれましたか?

漫画で描かれています。

この本は「発達障害でもピアノが弾けますか?」という題名の本です。

 

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原作:中嶋 恵美子さん 漫画:かなしろにゃんこさん

 

中島 恵美子さんプロフィール

ピアノ指導者。国立音楽大学音楽教育学部幼児教育専攻卒。2001年に初めて発達障害の生徒を受け入れ、その後独自に考案した指導法が評判を呼ぶ。

音楽の友社出版「ムジカノーバ」に2014年10月から2016年1月まで「知っておきたい幼児の特性」を連載。

中身は漫画で描かれています。とても読みやすいです。

教室に通っている生徒さんのひとりひとりの出来事をどのように対処されたか、またコラムには発達障害と診断された方々のコメントが掲載されていました。

それぞれの生徒さんのレッスン中の様子、先生と保護者とのかかわり方などとても為になりました。

 

これを読みながら感じたことをすこし。

当店受付スタッフの役割

受付スタッフは、レッスン時間中はピアノや音楽に集中していただきたいので、教室内にお邪魔することはありません。しかし、レッスン前後のほんのわずかな時間ですが生徒さんとコミュニケーションをとる時間があります。

例えば、教室に来た生徒さんがスタッフに元気に挨拶して教室に入る。レッスンが終わった生徒さんが大きな声でさようならと言って笑顔で帰ってくれる。

ひとりでレッスンに来た生徒さんに「お母さんは?」と声をかけると「ひとりで頑張ってきた!」と自慢げに話してくれたり、レッスンとはまったく関係のない事をおしゃべりに来てくれる子もいます。落ち込んでいる様子なら、少しおしゃべりをして気分転換してもらうこともあります。

 

これは障害のある生徒さんも同じです。平瀬楽器には発達障害の生徒さんが多くお越しいただいています。普段は特に問題なくお越しいただいているお子さんですが、レッスン室に入るまでになにかいつもと違うことがあった時は、教室にはいることを嫌がられます。何かがきっかけでパニックを起こすこともあります。

この本の内容はそんなときに周りの人はどうしたらいいのかが、参考にできる内容でした。もちろんひとりひとり障害の内容も違いますので、すべて同じ様にはできませんが。

 

この本を読んで、お子さんを支えている保護者の方に寄り添っていくことがとても重要に感じました。

一緒に成長を喜ぶ

レッスンスタート当初はちゃんと座っている事ができず、教室を脱走する。教室内をずーっとぐるぐる回っているという状態だった生徒さん達。

何年かレッスンしているうちに、いつの間にか大きな声で歌がうたえるようになっていたり、音楽に合わせてドラムが叩けるようになっていたり、ピアノが弾けるようになっていたり。

つい数ヶ月前の発表会ではその様子を目の当たりにしました。その頑張っている様子にとても嬉しくてウルウルしました。

 

大きな音が苦手な子はいますが、音楽が嫌いな子はいないと思います。

音楽を通じてほんの少しずつですが成長している様を見守りたいなと思っています。

 

障害をお持ちのお子さんを育てられている保護者の皆さん、ぜひこの本を読んでみてください。

そして当店で行っている実際のレッスンを見学してください。音楽はお子さんの成長を助けます。一緒にお子さんの成長を見守りませんか?

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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