何に使うの?メトロノーム!でも絶対必要!メトロノーム

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

メトロノームって何に使う道具がご存知でしょうか?

 

メトロノーム

 

ピアノをはじめとする楽器類をやってらっしゃった方や現在でもやっているという方にとって、メトロノームはとても身近で、そしてとても大切な練習道具だと思います。

とりあえずメトロノームをかちかち鳴らしながら練習をした経験のある方は多いのではないかと思います。

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メトロノームとは

 

ご存知ない方のために説明しますと、メトロノームっていうのはテンポを作る道具です。

楽譜には速度表示というのがあります。その速度を1つの目標として曲を練習し、仕上げていきます。

すべての楽曲は自由に演奏できれば良いのではなく、作曲家が定めた音やリズム、そして速度で演奏できることが条件です。

(ちょうど小さな子どもさんがうろ覚えの曲を歌うように)音はあっているけど速度やリズムがむちゃくちゃになっていたのでは、その曲が演奏できたとはいえません。

そんな風にならないためにちゃんとした練習を行わないといけないのですが、そのときに必要になってくるのがメトロノームです。

 

たとえばカラオケを楽しまれている方の中には真面目に練習したいと思っている方もいらっしゃいます。そしてその中にはメトロノームを使って練習しなければ…!とお考えの方もいらっしゃいます。

ただ、小さい頃に楽器を経験されていない方は、多くの場合メトロノームが何のために必要なのか、メトロノームを使うとどのようになるのか、ということを理解されていない方が多いようです。

 

よくある質問

 

メトロノームをお買い求めに来店された際、簡単に取り扱いの説明をすることがあります。

よくある質問が

「これ、三拍子ってどうするの?」

です。

 

メトロノームは速度を定めるための道具であって拍子は違います。

ちょっと難しいのですが、三拍子や四拍子といったコトバはリズムであって、リズムは速度とは相関関係があるようでありません。(もちろん三拍子や四拍子の設定もあるのですがここではあえて省きます)
楽器店にメトロノームをお買い求めに来られるお客様は当然ご存知だろうと思い込んでいて、この辺りのことをきちんと説明できていないという現実があります。

でも、もしかしたらご存じないままお買い求めになっているパターンもあるかもしれません。

そうならないようにも、いつかどこかのタイミングできちんと説明しないといけないなとは思っていますので、興味をお持ちの方はぜひ店頭でメトロノームの説明を聞いていただければと思います。

 

メトロノームは速度を作るもの、ではありますが、楽曲の基本的なフレームは速度で決まります。

まずはゆっくりから練習を始め、その曲の理想の速度までたどり着けるように少しずつ速度を上げていきましょう。メトロノームでいうと一目盛ずつ下げていきましょう。

これがなかなか根気のいる作業なんですが、実際にはこれが一番の近道なんですよね。

メトロノームを使いこなすと、きっとこのあたりの気持ちもわかっていただけるようになると思います。

ぜひメトロノームをしっかり使いこなして、しっかり曲を仕上げてくださいね!

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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