効率だけを追いかけちゃダメ
vol.1039
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日の日曜日は仕事も趣味もその他の用事も
ぎゅーっとまとめて動けた
非常にコンパクトにまとまった
効率の良い1日でした。
こういう日って気持ちいいですよね。
でも効率だけを求めるのが
良いとは限らないこともあるんです。
●シンバル100回
高校生の時の話です。
音楽大学を卒業した先輩が、
コンクールのための指導者として
初めて来てくれていました。
その先輩はいろいろと新しい取り組みを
されていたのですが、
中で今でも記憶に残っているのは、
当時初心者でクラブに入ってきた
シンバル担当の子に対して、
とにかく1日100回山に向かって
シンバルを叩くように、
という指示を出したんです。
シンバルって叩けば音が鳴ると
思われがちなんですが、
良い音が鳴るシンバル奏者って少ないんです。
当時やっていた曲はシンバルが
結構重要な部分で出てきます。
シンバルの音色が必要だと感じた先輩は
そのようなことを指導したんだと思います。
そこから毎日その子は本当に
1日100回シンバルを叩き続けました。
そうした結果、大きい音であれば
ものすごいいい音でシンバルを
叩けるようになったんです。
ほんの数ヶ月前まで初心者だったのに、です。
●効率
本当だったらもっともっと効率の良い
指導方法があるのかもしれません。
しかし1日100回、山の中に入って叩くなんて
原始的な訓練で上手になったんです。
これって効率が良いとはいえないけれども
結果として良いものができた。それだけです。
この話は極端にしても、
楽器の練習というのは
得てして非効率なことが多いです。
積み重ねでできる事がほとんどですので
何でも効率よくとはいきません。
そこで効率を重視してしまったために
最終的に全然うまくならなかった
っていう人をたくさん見てきました。
●正義の言葉?
効率というのは正義の言葉のように
思えるかもしれません。
でも、そればっかりを追いかけていると
できないこともたくさんあるんだよ、
という事は、常に頭の隅に置いといて
もらったほうがいいのかなと思います。
たまには効率を捨てて愚鈍な練習に
励んでみるのも良いのかもしれません。
そして、場合によっては
それがもしかしたら近道になるのかもしれませんね。
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