急がず堅実に

   

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは~♪

先日車を運転していてあることに気がつきました。

急いでも同じ

すごいスピードで追い越していく車がありました。
ちょっとこわい運転だな~と思いながら急いでいらっしゃるんだと
思いました。

 

でもしばらく進むとその車は信号で捕まっていました。

結局急いでも燃費が悪くなるだけで同じなんですよね。
しかも事故を起こさなくてよかったね~と思ったのですが
楽器の習得もにも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

 

 

大人になると私もそうですが人に教えてもらう前にできれば
自分で・・・とテキストを購入してやってみる方が増えます。

 

特に楽器のなかではギターやウクレレなどは比較的たくさんの独習書が
販売されていますし、楽器も安価なものが多いのではじめやすいと思います。

 

さてでは皆さんはこの独習書の最初のページから10ページくらい(第1章)
何回、目を通しますか?

 

実はここで長く楽器を楽しめるようになる人と
途中で挫折してしまう人に分かれるのです。

 

どの本も最初の章はとても簡単で器用な人はすぐにできてしまいます。
ですから自分一人で学んでいるとすぐに次の課題へ移りたくなります。
そして急いでどんどん次のページに進むと基礎が見につかないまま
難しいところに突入にてしまい「やっぱり難しいわ~」となり
途中で練習がうまくいかなくなってしまいます。

 

でも最初に先に進みたいのをぐっと我慢し、何度もはじめの章を
やることできちんと基礎が身に付き理解できます。ある程度基礎が身につくと
後は応用で対応できるようになります。

 

結局急いでもじっくりでも結果は同じ、もしくはむしろいい状態に
なるのではないでしょうか。

体で覚える、頭で覚える

子どものころは意味がわからなくてもとりあえず
指や体で覚えるといったことがたくさんあります。
それが成長と共に少しずつ頭でも理解できるように
なってきます。

 

 

でも大人の場合は頭で考えます。
もちろん頭では理解していても体が思うように
動かないとジレンマを感じる時があります。

 

しかしおとなでも何度も繰り返すことでだんだん
体が思うとおりに動くようになってきます。

 

 

子どもの時より時間はかかるかもしれませんが
先の事を考えるときっちりできるようになった方が
いいのではないでしょうか。

 

最初に言いましたが、目的地が同じなら
安全運転で行く方の車に乗りたいと思いませんか?

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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