頭で理解するよりも大切なこと
vol.1011
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日とおとついの二日間、ポケコンの研修を
受けてきました。
ポケコンというのは今から30年ほど前に作られた
小さなコンピュータのことです。
●違う景色が見えた(気がする)
去年も同じ研修を受けたのですが、
2回目となると見える景色が違ってきます。
ずいぶん昔にコンピュータのプログラミングの
勉強を少しやったことがあるという
アドバンテージはあるものの、
昨年はひたすらプログラムを打ち込むだけで
2日間の研修時間が終わってしまってたような
記憶があります。
今年はそれがほんの少しだけ余裕があって、
プログラムの中身を見ることができましたし、
という事はこういうことができないかな?とか、
仕事にこういう風な活かし方ができないかな?とか
そんなことを考える余裕が少しだけ
あったりしました。
●教えない
これまでもずっと受けてきているMG研修という
数字の研修。
基本的にあまりインストラクターの方は
教えてくれません。
というか、教えないというのが基本思想に
あるからです。
それは何のためかというと、
「理入」よりも「行入」が大切という思想だから。
つまり理解することよりも
何回も何回も繰り返しやって身体で覚えることを
大切にしているからです。
これは自分自身でも研修を受けていて
ほんとにわかります。
誰かに丁寧に教えてあげることはできたとしても
その1回で理解したと思われても意味がない。
きっちり身に染みないと・感じないと
わからないことって山ほどあるんですよね。
●実は音楽から
この考え方のベース、実は音楽から来ているそうです。
ヴァイオリンの教本で有名な鈴木メソッドと
いうものがあります。
このMG研修を開発された方は
鈴木メソッドの考え方に感化されて
今の思想を作られたそうです。
確かにヴァイオリンもピアノもギターも
どんな楽器でも、全て繰り返し練習をすることで
少しずつ技術を身に着けていくものです。
というか、お稽古事って全般そういうものですよね。
大人になったら早く答えを求めてしまいがち
なのですが、
本当の意味で身に付けるというのは
頭で理解すること(理入)よりも、
繰り返し行って身体に染み込ませること(行入)の方が
正しい姿なのかもしれません。
たまたま音楽の仕事をやっていて、
たまたま鈴木メソッドを知っている我々からすると
この思想というのは非常に共感できるものです。
もちろん自分自身が受講していて
しんどいこともたくさんあるのですが、
この行入の感覚はたくさんの人に
伝えていきたいと思いますし、
自身もやはり繰り返し繰り返しやっていて
色んな意味で成長していきたいな思いました。
理入も大切です。
でも行入はもっと大切。
身をもって感じているからこそ。

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