440はもう古い?
vol.916
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
楽器をやっていると
442Hzとか440Hzとかってよく聞きませんか?
あれってなんのことかご存知ですか?
●周波数=音
440Hzというのはピアノでいう中央のラの音。
電話の受話器を持ったときに聞こえる
ツーという音もほぼこの音程に近いと言われています。
あとラジオなんかで流れる時報も
ラ・ラ・ラ・ラ↑(オクターブ高い)ーですよね。
そんな440Hz、これっていったいなんなんでしょう?
●国際基準
困ったときのwikipedia先生に聞いてみました。
1834年にA=440Hzを標準とすることを推奨した、
そしてそれは同じ年にドイツ自然史協会に承認された。アメリカの音楽産業界では1926年にA=440Hzを非公式の標準とし、
楽器製造で使用された。1936年に米国規格協会(ASA)は、中央ハの上のイ(一点イ)を
440Hzに調律するよう勧告した。1939年にロンドンで行われたISAによる国際会議で
A=440Hzが採択された。この標準が1955年に国際標準化機構(ISO)にISO 16として
採用された。現在ではA440は音響器材の較正や楽器の調律の標準として
用いられている。
(wikipediaより引用・一部編集)
なんかいろいろあったみたいですが、
とにかく楽器を作る際に調律をするための
国際基準の数値だということがわかりますよね。
●442Hzは?
では442Hzはなんなんでしょうか?
これは単純に440+2Hzなんですが、
国際基準からは離れていますよね。
でも、現代のオーケストラや吹奏楽では
この442Hzを使うことが多いんです。
理由はいろいろあるのですが、
440よりも442のほうがテンションが高く、
より明るく聞こえるらしいんです。
で、たまに
「いまはもう442Hzでしょ?440Hzなんて使うの?」
っていう方がいらっしゃるんです。
うん、それは間違いなんです。
ピアノは今でも何も言われなければ
440Hzで調律をします。
どんな管楽器でも弦楽器でも
出荷時は440Hzで調整をされているはずです。
ギターもウクレレも意識しなければ
440Hzでチューニングしています。
ただ、それを知っているか知らないかだけなんです。
ちょっと小難しい話ではありますが、
ピッチについては偏った知識が
横行しているような感じがします。
もし学ぶならきちんと。
そうでないなら中途半端に
口を挟まないほうが吉かもしれませんよぉ(笑)
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