正しい太鼓のチューニング?
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日、お得意様の幼稚園に訪問したとき、
こんな感じのご依頼を受けました。
「あ、ついでに大太鼓の調律、お願いできません?」
…ついでにって笑
●太鼓の調律?
太鼓類の調律や調整というのは、
どこの幼稚園や保育園でも困ってらっしゃることの
ひとつのようで、
ちょろっとお伺いした先で、
これで正しいのかどうか見てください的な
ことを言われることが少なくありません。
ただ実はこれらの太鼓類の調律って、
決められたピッチというのはありません。
ドラムセットであれば、
いくつかの太鼓がセットされていますので
互いにぶつかったり順番が入れ違ったりしないように
合わせていくのですが、
単体の大太鼓や小太鼓の場合はちがいます。
例えばこの叩く面はソの音で、裏側はラの音で
チューニングしないといけない、みたいな
決まりは無いんです。
つまり全体のバランスを見て、ヘッド(皮)の
張り具合を見て、そこからのフィーリングと
いうことになります。
特に幼稚園や保育園などで使ってる太鼓類は
そこまでシビアなものは求められませんので、
普通にきちんと鳴れば問題は無いのかなと思っています。
●押さえておきたいポイント
ただ、押さえておいてもらいたいポイントと
いうのがひとつだけあって、
大太鼓の場合、表と裏のヘッド(皮)の音程は
大体一緒にするというのが前提になります。
叩く面はすごくパンパンに張っているのに
反対側はベロベロに伸びている、とかは
よくないとされています。
これは何故かというと、
単純に音の鳴りが悪くなるんです。
同じくらいのテンションで張っている皮でしたら
音(空気の振動)が伝わって反対側の皮も振動して
より大きな音や豊かな音につながりますが、
全く違う強さで張っている皮でしたら
振動も伝わりにくくなります。
なので両面の音程だけは大体合わせて
おくようにします。
昨日の大太鼓も、まぁこんな感じかなぁという程度に
チューニングをした後に反対側も皮も同じくらいの
音程に合わせて完了となりました。
幼稚園や保育園というのは日々の仕事に追われて
先生方はとにかくお忙しい場所です。
なかなか楽器のお手入れまでは手が回っていない
というのは見て取れます。
その手間を少しだけでもお手伝いできれば
いいかな~と思っています。
すべてはその先の小さなお子さんたちの
笑顔のために、ですもんね。
平瀬楽器のLINEに登録してください♪
|
---|
楽器に関するちょっとした知識や セール・お知らせなどを月に2〜3回お届け! PCでご覧の方はこちらを クリックしてください♪ |
最新記事 by ヒラセトモキ (全て見る)
- 🎶11月・12月限定!音楽教室 初月月謝無料キャンペーン実施中🎶 - 2024年11月13日
- 心を一つに奏でるエレクトーン 〜11月3日、感動のアンサンブル部門大会〜 - 2024年10月21日
- 整調、忘れていませんか?ピアノの基礎を整える大切さ - 2024年10月11日