生か電子か。電子か生か。電子ピアノの中古って簡単に買っちゃダメなんですよ!

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

「夜でも練習したいので、電子ピアノの中古ってありますか?」

こんな問い合わせが最近ちょくちょくあります。

 

扱っておりません。

最近多くなってきているのが電子ピアノの中古品の問い合わせです。

それなりに探せばあるかもしれませんが、当店では基本的に中古電子ピアノの取り扱いはしておりません。

なぜかと言いますと、電子ピアノというのは、テレビや冷蔵庫と同じように家電製品なんです。

なので、こういった家電製品の中古品を販売する際には、きちんと整備をして承認を得たものでないといけないという法律もありますし、何よりちゃんとした正常な状態で使っていただけるのかどうかが分からない不安がどうにもこうにも拭えないので、当店としてはあまりオススメできないかな~という判断で、積極的に取り扱ってはいないわけです。

 

中古ショップ

 

最近は家電や洋服など中古品を販売するお店も増えてきており、テレビや冷蔵庫などを中古品をで買い求めになる方も増えてきております。

中古に対するアレルギーがなくなるという事は中古のピアノなどを扱っている当店としてもいいことなのですが、こと楽器だと思って考えてみると、中古電子ピアノというのは耐用年数等等ちょっと不安なところがございます。
一番不安なのは壊れたときの対応です。

というのが、生の楽器と違って、部品が手に入らなくなる=修理ができなくなるということですので、これはちょっと楽器店としては無責任におすすめはできないなぁという状態なんです。

やっぱりお買い上げいただいてからが本当のお付き合いが始まるわけですから、絶対壊れる電子楽器ではなかなかそこら辺はむつかしいかもしれませんね。

 

例外もあります

 

ごくまれに生のピアノ買うのでこれまで使っていた電子ピアノを引き取ってくださいと言われてもって帰ってくるときがあります。

他にもエレクトーンの買い替え等の場合も下取りということで持って返ってくることもあります。

 

そういうものにつきましては中古品としてさっさと販売してしまいます。ただ、そういう場合は当店のエレクトーンや電子ピアノの修理をする電気技術者がきちんと内部をチェックしておりますので、今この時点で使っていただくのには全く問題がないというお墨付きを与えた上で販売させてもらっています。

 

電気楽器というのは非常に便利ではありますが、長く使うのには正直向いておりません。10年くらいが一つの区切りかと思います(テレビや冷蔵庫もそんな感じじゃないですか?)

やはりピアノやギター、フルートやトランペットなどの生の楽器は手入れ次第で50年でも100年でも持つんですよね。

一方電子楽器というのは絶対何処かのタイミングで壊れてしまいます。

電子ピアノには電子ピアノでとっても便利なところもありますが、寿命という点では遥かに生のピアノに叶いません。

そこら辺よーくご判断いただいた上でご希望の合う形の楽器を使っていただければいいんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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