100年経っても大丈夫!?
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
「ピアノってどれくらい持つんですか?」
「どれくらい使えるんですか?」
こんな質問をいただく機会が結構多いんです。
●シチュエーション
質問をいただくときのシチュエーションは
大きく分けて2つ。
電子ピアノと生のピアノの比較で
悩んでらっしゃるお客様と、
中古ピアノを購入される予定のお客様。
どちらのシチュエーションでも、
どれくらい使えるかってかなり大切なことですよね。
電子ピアノやキーボードという楽器は
ざっくりいうと「家電」です。
テレビや冷蔵庫の使用年数を考えてもらえれば、
どれくらい使えるかはわかるのではないでしょうか。
それに比べてピアノは生の楽器。
きちんと手入れさえすれば何十年と
使っていただけます。
100年なんてことも言ったりします。
でもそれは決してオーバーな表現ではなく、
100年前のピアノでも現役で使っているものもあるんです。
やっぱりそれはきちんとした手入れが
行き届いていたから、ということなんです。
●長持ち
生のピアノはかなりの長持ちです。
ただし、買ってそのままにしておくとだめなんです。
家も人が住まなくなると急に傷みだすのと同じで、
手入れをしないとピアノは一気にガタガタになります。
調律がくるうのは当たり前として、
鍵盤の動きが悪くなったり、
弦やその他の金属部品が錆びてしまったりします。
もちろんそれは置いている環境によって
左右されるので、たとえ毎年調律をしていたとしても
影響は受けます。
でも、きちんと手入れさえしておけば
対応する余地はあるんです。
それを全くせずに放置すると、
後でえらいことになってしまいます。
●別の面から
先日、提携している中古ピアノ業者さんの
倉庫に行ったときのことです。
古くてもしっかりしているなぁと感じた
ピアノの多くはきちんと定期的に
調律されていた記録が残っていました。
一方、表面的には美しいのに、
いまいちパッとしない音色や音質のピアノは
調律がされていないことが多いんですよね。
買った直後に売ることを考える人は
ないと思いますが、
売るときにもこういう面って重要に
なってきます。
定期的なお手入れをすることが
楽器の寿命につながります。
少し、いや、かなり
意識してもらってもいいくらいだと思います。
ぜひ頭のスミに置いといてくださいね。
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